先週金曜日(2023年12月22日)のドル円動向振り返り
ドル円はレンジ相場内で円安。
ドル円は1日を通してレンジ相場内で推移しました。
日本でCPI(消費者物価指数)が発表され、市場予想とおおむね一致したこともあり、ドル円は穏やかに推移しています。
夜には米個人消費支出(PCEデフレーター)が発表され、市場予想よりも低い値が示されました。
市場では来年の米政策金利引き下げが意識されたと報じられましたが、日中の安値を明確に下回ることはなく、下値の堅さが確認されます。
その他、耐久財受注やミシガン大学消費者態度指数は強い数字であり、米指標は強弱まちまちの結果です。
深夜頃から米10年債利回りが上昇すると、ドル円も円安に進んで週末を迎えました。
本日(2023年12月25日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、141円台半ばに特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、141円付近にも、特に厚い買い注文を確認できます。
この周辺にもサポートラインがあり、この水準を意識した注文だと考えられます。
その一方、143円台半ばに、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
また、145円付近にも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にはレジスタンスラインがあり、この価格帯が注目されている可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年12月25日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
また、相関関係だったのはポンド円で、弱い相関関係だったのは豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年12月25日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨は円です。
円はゼロを挟んで上下動したのち、夜からマイナス幅を広げる展開でした。
ドルは昼にプラス圏、夜にマイナス圏で推移し、最終的にゼロ付近で1日の取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
12月25日(月)- (日本)植田和男日銀総裁、発言
12月26日(火)8:30(日本)11月失業率
12月26日(火)8:30(日本)11月有効求人倍率
12月26日(火)23:00(米国)10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
12月27日(水)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数
12月28日(木)8:50(日本)11月鉱工業生産・速報値(前年同月比、前月比)
12月28日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
12月28日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
12月28日(木)24:00(米国)11月住宅販売保留指数(前年同月比、前月比)
12月29日(金)23:45(米国)12月シカゴ購買部協会景気指数
12月29日(金)25:00(ロシア)7-9月期実質国内総生産(GDP、確報値)(前年比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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