ホーム » マーケットニュース » NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ハイテク株主導の上げ相場でUS30とUS500は最高値更新(2024年1月22日)

NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ハイテク株主導の上げ相場でUS30とUS500は最高値更新(2024年1月22日)

マーケットレポート

先週金曜日(2024年1月19日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37872.9(+388.9)<+1.04%>
    US100(米国100株価指数):17347.8(+347.0)<+2.04%>
    US500(米国500株価指数):4843.1(+59.2)<+1.24%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

1月19日の米国株主要3指数は、揃って大幅に上昇しました。
特にUS100は2%を超える大きな上げです。
人工知能への楽観的な見方により、半導体関連株を中心とした大型ハイテク株の上昇が大きく寄与しました。

また、ミシガン大学が発表した1月の消費者信頼感指数(速報値)が、2021年7月以来の高水準となったことも株価を押し上げました。

US30は2週間ぶりの最高値更新、US500も2022年1月の最高値を2年ぶりに更新しています。

相場全体としては、米国の利下げ観測後退が売り材料でしたが、ハイテク株の急伸がそれを打ち消した格好です。

個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは4.2%上昇、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.が7%超上昇しています。
また、マイクロソフト / Microsoft Corporationとアップル / Apple Inc.もそれぞれ1%超の上昇となりました。

他には損害保険会社のトラベラーズ / The Travelers Companies, Inc.は、第4四半期の利益が2倍以上になって6.7%上昇。
ステート・ストリート / State Street Corporationは、第4四半期のグローバル・アドバイザーズ部門への資金流入が過去最高となって2.1%上昇しています。

その一方で、アイロボット / iRobot Corporationは、EUの競争監視機関である欧州委員会が、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.による同社の買収計画を阻止する方針を示したことで、27%の急落となっています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週金曜日の日足は、直近の高値を更新する長い陽線が立ち、ローソク足の終値は平均足を上回りました。
平均足は陰連中ですが、実体は短くなっています。
200日移動平均線が右肩上がりで、それより高い位置での価格推移であるため、大局は上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

陽連中の平均足に支えられる上昇が続く中で、中期のレジスタンスラインを突破しました。
そして陽線が連続した前営業日の値動きで、長期のレジスタンスラインも上にブレイクしました。
続伸を狙う際には、長期レジスタンスラインのサポート転換のパターンも考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

既に滞在していた高値圏からさらに高値を更新する大陽線が立ちました。
この上昇によって平均足は陽転しており、200日移動平均線が右肩上がりであることからも、大局は上昇トレンドと考えられます。
長い陽線が連続しているため、調整が入って一時的に下げるケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

何度も頭を押さえられていた、中期と長期のレジスタンスラインがあった価格帯を上に抜けてからも、上昇トレンドが継続しています。
平均足は陽連中で、ローソク足をサポートするような位置関係を保っています。
目先は、ローソク足と平均足の乖離があるため、一時的な下落も想定されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週金曜日の日足は、直近高値を大きく上に抜けて更新する大陽線で引けました。
この上昇にともなって、平均足も再び陽線に戻ったものの、実体は短く下ヒゲも長く伸びています。
200日移動平均線が右肩上がりで、それよりローソク足が高い位置にあるため、全体の流れは上昇であると考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期のサポートラインを底に上昇に転じています。
陽連中の平均足に支えられながら、中期、次いで長期のレジスタンスラインを突破し、さらに上昇を続けています。
この間、終値基準でローソク足が平均足を下回ることはありませんでした。
ローソク足が平均足に対して先行し過ぎているため、調整の下げが入る可能性も考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年1月22日)の主な米国経済指標

22日(月)24:00(米国)12月景気先行指標総合指数(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る