先週金曜日(2024年1月26日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.402(-0.018)<-0.74%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは続落。
2月前半の米国の気温は平年より高いと見込まれており、夜にNATGAS価格の下落が進みました。
その後、天気予報が更新され、米国の一部地域では気温が低下する見込みです。
これに市場が反応したと報じられており、価格を戻す展開でした。
しかし、前日終値までは戻せず、2営業日連続の下落で取引を終えました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ8万1000の売り越しでした。
売り越し幅は減少傾向が続いてきたものの、今回は拡大しました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年1月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陰線をつけて、2営業日連続で下落しました。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
窓埋め後の下落が2営業日続き、わずかながら1月安値を更新しました。
目先は、1月安値に加えて12月安値の更新も目指すか、1月安値更新を契機に上昇に向かうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
23日の安値更新に向け下落し、安値更新後は反発して取引を終えました。
平均足は取引開始後の上昇で一時陽線となりましたが、おおむね陰線での推移が続きました。
25日の高値を基点とする高値と安値の切り下げが続いています。
23日の安値更新を契機に、新たな下落トレンド入りするかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、499基です。
リグ数は増加したものの、今年は500基をわずかに下回る傾向がみられます。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で1基減少し、119基です。
110基台後半から120基の範囲で、安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で326bcf(10億立方フィート)減少し、2856 bcfでした。
市場予想より大きな減少幅だった一方、在庫水準は高い状態が継続しています。
2月前半の米国の気温は平年より高いと予報されており、在庫水準の推移にも注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。