先週金曜日(2024年2月2日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.256(+0.036)<+1.62%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反発。
2月前半の米国の気温は平年より高いと見込まれており、NATGAS価格にとって下落要因です。
市場は米国の気温に引き続き注目している一方で、先月以来の下げ幅が大きく、反発しやすい地合いだった模様です。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ10万3000の売り越しでした。
直近の売り越し幅は増加傾向にあります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年2月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線となりましたが、下ヒゲで直近安値を更新しています。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
直近は緩やかに下落し、6営業日連続で安値を更新中です。
前回の反発の基点となった12月安値が迫っており、12月安値を更新するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
先週金曜日は全体としては小幅な値動きであり、安値更新後に反発する形となりました。
安値更新後の反発で平均足は陽転しています。
1月25日の高値を基点とする高値と安値の切り下げが続いています。
安値切り下げを背景に、反発後に再度下落へ転じるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で変わらず、499基です。
今年はおおむね500基をわずかに下回る水準で、安定的に推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で2基減少し、117基です。
110基台後半から120基の範囲で、安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で197bcf(10億立方フィート)減少し、2659 bcfでした。
大幅な減少だった一方、過去5年間の平均や1年前のデータと比較すると、在庫水準は高い状態です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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