先週金曜日(2024年2月2日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38618.0(+134.0)<+0.35%>
US100(米国100株価指数):17599.0(+64.4)<+0.37%>
US500(米国500株価指数):4952.1(+15.0)<+0.30%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2月2日の米国株主要3指数は、揃って続伸しました。
US30とUS500は過去最高値を更新しています。
この日に発表された1月の雇用統計は、市場予想を裏切る非常に強い結果で、米経済の底堅さが評価され、景気の動向に敏感な大手メーカーや金融関連の銘柄が買われました。
その一方で雇用統計が良かったことから、3月の利下げ観測がさらに後退し、長期金利が急上昇しました。
それにより、ハイテク株の多くに買いが入っています。
US500が参照するS&P500の主要11セクターのうち、6セクターが上昇しています。
その中でも通信サービスは4.69%の上昇、その次に一般消費財が2.49%と高い上昇率を示しています。
個別で見ると、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は20.3%上昇し、最高値を更新しています。
第4四半期決算で売上高と利益が市場予想を上回り、同社では初めてとなる配当実施も発表されました。
アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.も、第4四半期決算で売上高が市場の予想を上回り、7.9%上昇しています。
地銀株の推移は安定してきました。
ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ / New York Community Bancorp, Inc.は予想外な赤字決算で下げていましたが、この日には5.0%上昇。
KBW地方銀行株指数は0.2%上昇しています。
マイクロチップ・テクノロジー / Microchip Technology Incorporatedは、売上高の見通しが失望されて1.6%下落。
スケッチャーズU.S.A. / Skechers U.S.A., Inc.は、売上高と利益の見通しが市場予想を下回って10.3%下落。
シェブロン / Chevron Corporationは、第4四半期利益が市場予想を上回って2.9%上昇。
また、キャタピラー / Caterpillar Inc.が2.4%上昇、マイクロソフト / Microsoft Corporationが1.8%上昇、アメリカン・エキスプレス / American Express Companyが1.6%上昇しています。
その一方で、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.が2.6%下落、インテル / Intel Corporationが1.8%下落、ジョンソン・エンド・ジョンソン / Johnson & Johnsonが1.1%下落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上下にヒゲを伸ばす上下動があったものの、最高値を更新する陽線で引けました。
陽連中の平均足にサポートされるように上昇を続けており、200日移動平均線の位置や角度を見ても、大局は上昇トレンドと考えられます。
今週中に大台の4万ドルを試すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインに頭を押さえられている状況から一度は大きく下げるものの反発し、このラインを大きく上に抜ける上昇を見せました。
その後、高値圏で大きく切り返して毛抜き天井となって、週の取引を終えています。
中期のレジスタンスラインのサポート転換も想定されます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は続伸となるも、直近の高値更新とはなりませんでした。
平均足は陽連中でそれより上にローソク足があるため、200日移動平均線の傾きや位置関係も合わせて、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
この高値をブレイクできれば、1万8000ポイント台突入も見えてくる局面といえます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインに頭を押さえられる展開から一時的に下落するも、短期サポートラインを形成して反発しています。
この急上昇で中期、そして長期のレジスタンスラインも一気に上抜いています。
ただし取引時間の最終盤で反落し、長期レジスタンスラインは下回りました。
再度このラインの上に出られるかどうかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日は、上下にヒゲが長い陽線が立ち、最高値を連日更新、大台の5000ポイントも見えてきた位置にいます。
平均足は陽線が連続し、実体も一定の長さを保っているため、ローソク足の位置関係も合わせて上昇トレンドと考えられます。
ここから連騰していけるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインに何度か上昇を阻まれて、一度は下落したもののV字反転し、このラインを上に抜けてからさらに上昇の勢いが増しました。
その後は最高値圏で反転して、週の取引を終えています。
既に突破している中期のレジスタンスラインのサポート転換の可能性も考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2024年2月5日)の主な米国経済指標
5日(月)9:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
5日(月)23:45(米国)1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(月)23:45(米国)1月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(月)24:00(米国)1月ISM非製造業景況指数(総合)
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。