昨日(2024年2月26日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39044.5(-50.0)<-0.13%>
US100(米国100株価指数):17912.5(-4.6)<-0.03%>
US500(米国500株価指数):5068.2(-16.2)<-0.32%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2月26日の米国株主要3指数は、高値圏から反落しました。
今週に発表されるインフレ関連の重要な経済指標への警戒感があり、5年債の入札が低調で長期金利が上昇したことも、株安を導きました。
29日に発表される個人消費支出(PCE)物価指数で、インフレの根強さが示されれば利下げ開始時期後退が意識され、売り優勢につながります。
フェドウォッチによれば、3月利下げの可能性はほぼ消滅し、今のところの予想利下げ開始時期は6月にずれ込んでいます。
個別で見ていくと、マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は、エヌビディア / NVIDIA Corporationの次世代AI向け半導体に使用する高性能メモリー「HBM3E」の量産を開始すると発表し、4.02%上昇しました。
グーグルの親会社のアルファベットA / Alphabet Inc. Aは、今後数週間でAIツールを再導入すると発表して4.44%下落。
先週から不具合があり、このサービスは一時停止していました。
セールスフォース / Salesforce, Inc.は、決算発表を前にして2.6%上昇しました。
投資会社のバークシャー・ハサウェイ / Berkshire Hathaway Inc.は、政府が同社の傘下企業を提訴すると警告したことで、1.94%下落しています。
ドミノ・ピザ / Domino’s Pizza, Inc.は、四半期の既存店売上高が市場予想を上回ることで、5.85%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、上ヒゲを伸ばしながら高値圏から反落する陰線が立ち、高値は更新できませんでした。
平均足は実体が短く、下ヒゲが伸びる形ではあるものの陽連中で、ローソク足がさらにその上にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
フィボナッチの23.6%、38.2%が押し目となることも想定されます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを頂点に、高値を切り下げているため、目先は売りの勢いが強いと考えられます。
また、2つの高値をダブルトップに見立てれば、中期のサポートラインがネックラインとなり、そこを割り込むことで売りが加速する可能性も考えられます。
その際は、長期のレジスタンスラインがターゲットになるケースも想定されます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、始値と終値がほぼ同価格で、上ヒゲが伸びる方向感のない形で引けました。
とはいえ、高値圏に位置しており、ローソク足が陽連中の平均足より上にあるため、このまま高値を更新していく可能性も考えられます。
大台の18,000ポイントを回復できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインを中心として、中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれたもみ合いの展開が続いています。
直近は下落して、ローソク足が平均足を割り込み、中期サポートラインのすぐ上で引けています。
このままこのラインを割り込んでいくと、下落の勢いが加速することも考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
高値圏から反落する陰線が立ち、三川宵の明星のような形になりました。
ローソク足は一定の角度で高値と安値を切り上げており、陽連中の平均足がそれをサポートするような位置で推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりです。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを頂点に、高値と安値を切り下げています。
中期のサポートラインも下に抜けているため、目先は下降トレンドと考えられます。
またこの下落にともなって、平均足も陰転しています。
この流れが続くなら、長期のレジスタンスラインがターゲットになる展開も想定されます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年2月27日)の主な米国経済指標
27日(火)22:30(米国)1月耐久財受注(前月比)
27日(火)22:30(米国)1月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
27日(火)23:00(米国)12月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
27日(火)24:00(米国)2月リッチモンド連銀製造業指数
27日(火)24:00(米国)2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
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OANDA Lab編集部
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