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WTI原油見通し(市況ニュース):原油在庫増加を受け、WTI原油価格は反落(2024年2月29日)

マーケットレポート

昨日(2024年2月28日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:78.502(-0.236)<-0.30%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反落。

日中から夜にかけて下落気味で推移した後、夜に上げる展開でした。
その後、米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ420万バレルの増加でした。
市場予想より多く、USOILはこれを受けて下落したと報じられています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は3営業日ぶりに陰線を形成しました。
いったんはレンジ上限を上抜きましたが、押し戻されて最終的に下落した形です。
陽連している平均足は上ヒゲを伸ばしており、買い優勢を示唆しています。
目先は、このまま下落していくか、反発してレンジ上限を再度試すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

右肩上がりに上昇していたローソク足は上昇の勢いが一服。
一時は直近高値を大きく上抜けるも反落し、現在は平均足と絡み合いながら推移しています。
平均足は色を切り替えながら上下にヒゲを伸ばしており、明確な方向性が現れていないことを示しています。
目先は、上と下のどちらに放れるかで、上に位置する長期レジスタンスラインを目指して上昇するか、下に位置する中期サポートラインを目指して下落するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)229

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年2月23日時点の米国の原油リグ稼働数は503基でした。
直近は490基台で推移していた原油リグ稼働数ですが、再び500基台まで増加しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)229

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年2月16日時点の原油在庫は前週比で351.4万バレルほど増加し、およそ4億4296万バレルです。
2023年12月から減少傾向が続いていた原油在庫ですが、直近は増加しています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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