先週金曜日(2024年3月1日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安傾向。
先週は1週間を通して円高で推移し、金曜日に上昇に転じました。
日経平均株価の上げ幅が大きく、リスクオンの動きが見られた模様です。
昼以降は、狭い範囲で横ばいの展開でした。
深夜に入ると豪ドル米ドルが急騰し、それにつれて豪ドル円も上げています。
その後は値動きが乏しく、未明にやや下げて1週間の取引を終えました。
なお、植田日銀総裁が発言し、物価上昇見通しについて慎重な見方が伝わっています。
本日(2024年3月4日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月4日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、97円台前半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文の模様です。
また、97円台後半でも買い注文を確認できます。
現在値付近で発注されており、今後の円安を想定した注文の可能性があります。
その一方、99円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、97円台前半にも、特に厚い売り注文があります。
この周辺にはサポートラインがあり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年3月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
また、相関関係だったのはポンド円です。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年3月4日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨は円です。
円は午前中にマイナス幅を広げると、翌日未明にかけてマイナス圏で安定的に推移しました。
豪ドルはプラス圏で取引され、深夜以降にプラス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
4日(月)9:30(オーストラリア)1月住宅建設許可件数 (前月比)
5日(火)8:30(日本)2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
5日(火)13:00(日本)植田和男日銀総裁、発言
5日(火)24:00(米国)2月ISM非製造業景況指数(総合)
6日(水)9:30(オーストラリア)10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
6日(水)9:30(オーストラリア)10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
6日(水)22:15(米国)2月ADP雇用統計(前月比)
6日(水)23:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
6日(水)24:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
7日(木)22:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
7日(木)22:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
7日(木)24:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
8日(金)8:50(日本)1月国際収支・貿易収支
8日(金)19:00(ユーロ)10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
8日(金)19:00(ユーロ)10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
8日(金)22:30(カナダ)2月失業率
8日(金)22:30(カナダ)2月新規雇用者数
8日(金)22:30(米国)2月失業率
8日(金)22:30(米国)2月平均時給(前年同月比)
8日(金)22:30(米国)2月平均時給(前月比)
8日(金)22:30(米国)2月非農業部門雇用者数変化(前月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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