先週金曜日(2024年3月1日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39021.0(+69.5)<+0.18%>
US100(米国100株価指数):18287.5(+250.9)<+1.39%>
US500(米国500株価指数):5130.8(+39.6)<+0.78%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
3月1日の米国株主要3指数はそれぞれ上昇しており、中でもUS100は約1.4%という大きな上昇率を記録しています。
この背景にあったのは、ハイテク株の続伸です。
人工知能に対する期待からテクノロジー関連銘柄への継続的な買いが集まりました。
またこの日に発表された、米サプライ管理協会(ISM)の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は、市場予想を大きく下回りました。
この結果により国債利回りが低下し、株高を後押ししました。
今週は8日金曜日に、雇用統計を控えています。
他にパウエルFRB議長の議会証言、バイデン大統領の一般教書演説も予定されています。
US500の参照先であるS&P500の11セクターのうち、テクノロジーが+1.78%と最も上昇しました。
一方で公益は0.72%下落しています。
個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは4%上昇し、終値で時価総額が初めて2兆ドル台に乗りました。
また、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.も、5.25%上昇と終値で過去最高値を更新しています。
デル・テクノロジーズ / Dell Technologies Inc.は、四半期決算の売上高が市場予想を上回って31.62%の急上昇。
地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ / New York Community Bancorp, Inc.は、経営陣が内部管理に重大な脆弱性があることを表明し、25.89%の暴落。
ボーイング / The Boeing Companyは、元子会社の買収に向けた協議を進めていることが嫌われて、1.83%下落しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、実体が短く、上下にヒゲが伸びる陽線で引けました。
最高値更新には至らなかったものの、ローソク足は平均足より高い位置で推移しているため、全体的には買いの勢いが残っていると考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足よりも低い位置にあります。
今週、高値を試す展開があるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインに頭を押さえられて以降、ローソク足と平均足が頻繁に交差し、平均足の色も高い頻度で転換する展開が続いています。
直近は中期のレジスタンスラインを一時上に抜けるものの、押し戻されて週の取引を終えています。
再度中期レジスタンスラインを試すかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大きく高値を更新する陽線で引けました。
平均足は実体が短く下ヒゲが長い、勢いが強くない形状ですが、ローソク足との位置関係から全体的には上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、それより高い位置で価格が推移しています。
続伸時に平均足付近まで押し目をつけるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
一度は長期レジスタンスラインに上昇を阻まれました。
中期のレジスタンスラインとサポートラインが重複する水準まで戻るもそこから反発し、一気に上昇して長期レジスタンスラインを完全に上に抜けました。
この上下動をしている間、平均足は陽線をキープしています。
ローソク足と平均足が大きく乖離したため、一時的に押す可能性も考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、最高値を更新する陽線で引けました。
陽連中の平均足にサポートされる上昇が、一定のリズムで昨年秋から続いており、その間で平均足が陰線になったのは2営業日のみです。
200日移動平均線も右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
最初に長期レジスタンスラインが引かれている水準で反落して以降、ローソク足と平均足が何度も交わりながらゆっくり下げる展開でした。
しかし底を打って反転し、平均足も陽転して上昇トレンドに移行しています。
この上昇の中で中期、次いで長期のレジスタンスラインを上に抜けました。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年3月4日)の主な米国経済指標
特になし
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OANDA Lab編集部
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