昨日(2024年3月6日)のドル円動向振り返り
ドル円は大きく上下動しながら円高。
午前中のドル円は狭い範囲の値動きでしたが、夕刻に大きく下げる場面がありました。
日銀のマイナス金利政策変更に関して報道があり、これを受けた動きだと報じられています。
夜に入るとADP雇用統計が発表され、市場予想より弱い数字でした。
ドル円は円高がさらに進行しています。
その後の雇用動態調査(JOLTS)求人件数でも弱い結果が示され、乱高下しながら円高が進みました。
円高の動きは未明には終わり、やや戻して1日の取引を終えています。
なお、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が発言し、年内に政策金利が引き下げられる可能性が高い旨が報じられています。
本日(2024年3月7日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月7日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円付近に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、149円台前半から円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安の範囲で積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、149円台後半から151円台半ばにかけて、売り注文が厚いです。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
その中でも、150円台後半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年3月7日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはポンド円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年3月7日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はドルです。
円はプラス圏で推移した後、日付が変わってからはゼロ付近で取引されました。
ドルはマイナス方向に徐々に進み、夜からマイナス幅をさらに拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年3月7日)の主な経済指標
22:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:45(ユーロ)ラガルドECB総裁定例記者会見
24:00(米国)パウエルFRB議長 発言
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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