ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース )：ユーロ円は円高で160円台後半｜夕刻に急落(2024年3月11日)

先週金曜日（2024年3月8日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高が進行。

日中のユーロ円はレンジ相場の展開で、方向感がありませんでした。
夕刻には一転して急落模様の動きです。
日銀の金融緩和政策転換に関する報道があり、これを受けた動きと考えられます。
その後は、再び方向感のない動きに戻りました。

夜に米雇用統計が発表され、ドル円とユーロドルが大きく動きましたが、両者の動きが打ち消しあってユーロ円は比較的穏やかな展開でした。

なお、ビルロワドガロー仏中銀総裁が発言し、4月から6月までの間に政策金利が引き下げられる可能性が高い旨が伝わっています。

本日（2024年3月11日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2024年3月11日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、160円付近に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の模様です。
また、160円台半ばから165円台前半にかけて、買い注文が散見されます。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、今後の円安を想定した注文だと考えられます。

その一方、160円台半ばから164円台半ばにかけて、厚い売り注文があります。
直近の値動き全体で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、160円台後半の売り注文が特に厚いです。
現在値付近に位置しており、これが注目されている模様です。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2024年3月11日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
ユーロドルとも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルで、豪ドル米ドルとも逆相関関係でした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2024年3月11日7時のもの）

直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はプラス圏で横ばいで推移した後、夕刻にプラス幅を大きく広げました。
ユーロはマイナス幅を徐々に広げ、夜以降にやや戻す展開でした。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

11日（月）8:50（日本）10-12月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
11日（月）8:50（日本）10-12月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（年率換算）
12日（火）16:00（ドイツ）2月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比）
12日（火）16:00（ドイツ）2月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前月比）
12日（火）21:30（米国）2月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比）
12日（火）21:30（米国）2月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前月比）
12日（火）21:30（米国）2月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
12日（火）21:30（米国）2月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前月比）
13日（水）16:00（英国）1月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
13日（水）19:00（ユーロ）1月鉱工業生産（前年同月比）
13日（水）19:00（ユーロ）1月鉱工業生産（前月比）
14日（木）21:30（米国）2月小売売上高（前月比）
14日（木）21:30（米国）2月小売売上高（除自動車）（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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