NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース ：エヌビディアなどハイテク銘柄が下落する下げ相場に(2024年3月11日)

先週金曜日（2024年3月8日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：38733.0（-51.0）＜-0.13%＞
  US100（米国100株価指数）：18037.1（-196.3）＜-1.08%＞
  US500（米国500株価指数）：5128.6（-24.4）＜-0.47%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

3月8日の米国株主要3指数は、全体的に下落する展開でした。
特にUS100が1％以上の下落率となっています。

エヌビディア / NVIDIA Corporationは利益確定の売りが進み、5.6％下落しました。
これまで相場を引っ張ってきたハイテク銘柄が全体的に売られた格好です。

この日に発表された雇用統計は、非農業部門雇用者数が伸び、市場の予測以上となりました。
一方で、1月の就業者数の改定値が大幅な下方修正となり、失業率も上昇しています。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術が1.8％下落、主要消費財も0.8％下落しています。
逆に不動産は1.1％上昇、エネルギーも0.4％上昇しています。

個別で見ていくと、信用不安がくすぶるニューヨーク・コミュニティ・バンコープ / New York Community Bancorp, Inc.は、6.6％の下落となっています。

ブロードコム / Broadcom Inc.は、年間売上高の見通しが維持され、アナリストの予想をわずかに下回ることで、7％の下落。

マーベル・テクノロジー・グループ / Marvell Technology Group Ltd.は、第1四半期の業績が市場の予想を下回る見通しで、11.4％下落しています。

今週は、12日の消費者物価指数（CPI）、14日の卸売物価指数（PPI）、小売売上高が注目されます。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年3月11日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年3月11日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、小さく反転する陰線で引けました。
ローソク足は平均足と重なる位置にあり、平均足は陽連しているものの実体が短く、下ヒゲが長いため、トレンドの流れは不鮮明といえます。
再びローソク足が平均足より上に出られるかに注目が集まります。

＜1時間足チャート分析＞

ローソク足と平均足が何度も交差している、相場の流れが不鮮明な状態が続いています。
直近では、中期のレジスタンスラインを何度か超えようとして、そのたびに押し戻されています。
平均足は陽線ですが、実体が非常に短いため、目先のトレンドは弱いと考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2024年3月11日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年3月11日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、高値圏から下落する陰線で引けました。
ローソク足の終値は平均足と重なる位置にあります。
平均足は陽連中ですが、下ヒゲが伸びているため、上昇する勢いはあまり強くないと考えられます。
ここから最高値をもう一度試していけるかに注目です。

＜1時間足チャート分析＞

過去に上昇を阻まれている長期レジスタンスラインをブレイクするものの、中期レジスタンスラインを作って反落しました。
そのまま長期レジスタンスラインも下に抜けて、平均足も陰転しています。
目先は下降中なので、長期サポートラインを試していく可能性も考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2024年3月11日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年3月11日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、過去最高値を一時更新するものの、上ヒゲを伸ばして反落しています。
ローソク足は一定の角度で上昇を続けており、それを支えるように平均足が陽連しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりです。
フィボナッチの主要な水準が、押し目の目安になる展開も想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

長期のレジスタンスラインをまたぐような値動きが続く中で、中期レジスタンスラインをブレイクする上昇が発生しました。
新たな中期レジスタンスラインを形成するも、そこから反落しています。
長期レジスタンスラインも下に抜けることで、平均足も陰転しているため、目先は売り圧力が強いと考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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本日（2024年3月11日）の主な米国経済指標

特になし

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