昨日(2024年3月11日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38787.0(+54.0)<+0.14%>
US100(米国100株価指数):18000.3(-36.8)<-0.20%>
US500(米国500株価指数):5135.2(+6.6)<+0.13%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
3月11日の米国株主要3指数は、まちまちの動きでした。
US30は、エヌビディア / NVIDIA CorporationやIBM / International Business Machines Corporationなどに利益確定売りが入って下落しましたが、引けにかけて反発しています。
景気に対する楽観論や、今日発表される消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの思惑が背景にあったと考えられます。
昨日は東京株式市場でも、一時1000円を超える下落幅になりました。
市場はCPI以外では、14日に発表されるPPIに注目しています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、工業の下げが目立ちました。
個別に見ていくと、信用不安がくすぶるニューヨーク・コミュニティ・バンコープ / New York Community Bancorp, Inc.は、5.0%下落と低調な動きでした。
また、ボーイング / The Boeing Companyは、3%下落しました。
運輸長官が、機体の一部が吹き飛んだ1月の事故について、同社が司法省と運輸安全委員会の調査に協力することを期待すると述べています。
半導体銘柄は引き続き売られ、エヌビディア / NVIDIA Corporationは2%下落、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.は4.3%下落、ブロードコム / Broadcom Inc.は1.2%下落しました。
天然ガス採掘会社のエクイトランス・ミッドストリーム / Equitrans Midstream Corpは、元親会社に買収されることが発表されて、1.5%上昇しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日の日足は、一時的に下落したところから反発する実体が短い陽線で引けました。
平均足は陽連中ですが、実体が短くて下ヒゲが長く、ローソク足と重なるような位置にあるため、目先のトレンドは不鮮明と考えられます。
ローソク足が平均足より上に出て、続伸するかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足を何度も横切るように上下動しており、目先はレンジ相場であると考えられます。
直近では、中期のサポートラインを割りこんで下落したものの、長期のサポートラインで反発、ローソク足は平均足を上に抜け、平均足も陽転しています。
上下にある長期ラインのどちらを抜けていくかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日の日足は短い陰線となり、ローソク足の終値は平均足の実体と重なる位置にあります。
平均足は陽連中ですが、下ヒゲが伸びており、上昇の勢いが強いとはいえない形状です。
ただし、200日移動平均線が右肩上がりなので、全体の流れは買い優勢であると考えられます。
1万8000ポイント台を回復しての続伸があるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインからの反落が続いており、平均足は陰連中です。
目先では中期のサポートラインで反転し、ローソク足と平均足は重なるような位置にあります。
このまま続落していくなら、その下にある長期のサポートラインを試していくかに注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日の日足は、小さく反発する陽線が立ちました。
ローソク足は上げ下げを繰り返しつつも、一定の角度で上昇を続けており、陽連中の平均足がそれを支えるという構図になっています。
平均足やフィボナッチで押し目を作り、高値をさらに試していく可能性も考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを頂点にして下落していましたが、中期サポートラインが形成された水準で反発しました。
ローソク足が平均足を下から上に抜けることで、平均足は陽転しています。
大局は高値と安値を切り上げているため、そのまま長期のレジスタンスラインを試していく展開も考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年3月12日)の主な米国経済指標
12日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
12日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
12日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
12日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPI)(前月比)
12日(火)27:00(米国)2月月次財政収支
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OANDA Lab編集部
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