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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :CPIはインフレ圧力をやや示すも6月利下げ開始見通しは変わらず(2024年3月13日)

マーケットレポート

昨日(2024年3月12日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39041.5(+254.5)<+0.66%>
    US100(米国100株価指数):18246.4(+246.1)<+1.37%>
    US500(米国500株価指数):5184.4(+49.2)<+0.96%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

3月12日の米国株主要3指数は、利下げ期待に導かれる形で揃って上昇しました。

この日に発表された消費者物価指数(CPI)は、市場の予想をやや上回り、インフレ圧力の根強さを示しました。
しかし、今年の中盤に利下げ開始の見方は変わらず、エヌビディア / NVIDIA Corporationなどが上昇することで、買い相場となりました。

フェドウォッチによれば、6月までに利下げ開始する確率は7割程度となっています。

個別に見ていくと、オラクル / Oracle Corporationは四半期決算で利益が予想以上となって11.7%上昇しました。
エヌビディア / NVIDIA Corporationも買われて7.2%上昇しています。

一方で、ボーイング / The Boeing Companyは4.3%下落しました。
品質を巡る問題に対処するため、毎週コンプライアンスチェックを行うとしています。
航空各社はボーイングからの納入遅延により輸送能力拡大計画に支障をきたしており、サウスウエスト・エアラインズ / Southwest Airlines Co.は14.9%急落しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日の日足は、大きく反発する陽線で引けました。
ローソク足の終値は平均足の実体を上に抜けています。
平均足は陽連中ですが、実体は短く、下ヒゲが伸びる形状です。
200日移動平均線も右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。
このまま最高値を更新するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期サポートラインを底として反転を開始し、この上昇をきっかけに平均足も陽転しています。
ローソク足は一時的に平均足を下に抜けたものの、中期サポートラインを形成しつつ反発。
中期レジスタンスラインも突破し、長期レジスタンスラインまで達しました。
この水準を抜けたのち、レジサポ転換するケースも想定されます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日の日足は、平均足と重なる水準から大きく上昇する陽線が立ちました。
平均足は下ヒゲがあるものの陽連中で、200日移動平均線も右肩上がりなので、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
ローソク足>平均足の位置関係を維持できれば、最高値を更新する可能性もありそうです。

<1時間足チャート分析>

中期のサポートラインを底に反発し、ローソク足が平均足を上に抜けました。
この動きにともなって、平均足は陽転しています。
一時的にローソク足は平均足を下に抜けましたが、すぐに反発して元の位置関係に戻っています。
このまま上がり続けて、長期と中期のレジスタンスラインが重複する水準を試すかに注目が集まります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日の日足は陽線で、最高値をわずかに更新したものの、上ヒゲを伸ばして小さく反落しています。
一定の角度を保ちながらの上昇が続いており、平均足がそれに寄り添うように陽連しています。
また平均足は実体が長く、ほぼ下ヒゲがありません。
200日移動平均線が右肩上がりであることも含め、大局は上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

中期のサポートラインを底値にV字反転、ローソク足が平均足を追い抜くことで平均足は陽転しています。
この上昇で長期レジスタンスラインをブレイクし、中期レジスタンスラインまで到達しました。
上昇の勢いを保って続伸するなら、中期レジスタンスラインがサポート転換する可能性も想定されます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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本日(2024年3月13日)の主な米国経済指標

特になし

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OANDA Lab編集部

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