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ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):先週末のドル円は円安で149円付近|大規模金融緩和の解除観測にもかかわらず円安が進む(2024年3月18日)

FXレポート

先週金曜日(2024年3月15日)のドル円動向振り返り

ドル円は円安が進行。

春闘の賃上げ率が報じられ、33年ぶりの高水準でした。
これを受け、日銀の金融政策決定会合では、大規模金融緩和が解除される見込みだと伝えられています。
ドル円は一時的に円高方向に動いたものの、おおむね円安で推移しました。
金融緩和の解除は一般的に円高要因とされますが、市場は既に織り込み済みだった模様です。
また、米政策金利の引き下げ時期が先送りされるとの見方が広がったと伝えられており、これも円安要因だった可能性があります。

なお、鈴木財務相が発言し、日本はデフレの状況ではない旨が伝えられています。

本日(2024年3月18日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2024年3月18日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月18日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、146円付近に特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、148円付近の買い注文も特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。

その一方、150円台半ばから後半にかけて、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
しかし、148円台後半から円高の範囲では、売り注文がやや薄いです。
円高の範囲で積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年3月18日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
ユーロドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルで、ポンドドルとも弱い逆相関関係でした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年3月18日7時のもの)

直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はNZドルです。
円はプラス幅を拡大した後、夕刻以降にマイナス幅を広げました。
ドルはプラス圏で推移し、深夜以降にプラス幅をやや拡大しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

18日(月)(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
18日(月)8:50(日本)1月機械受注(前年同月比)
18日(月)8:50(日本)1月機械受注(前月比)
18日(月)19:00(ユーロ)2月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18日(月)19:00(ユーロ)2月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
18日(月)23:00(米国)3月NAHB住宅市場指数
19日(火)(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
19日(火)(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
19日(火)12:30(オーストラリア)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
19日(火)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
19日(火)21:30(米国)2月住宅着工件数(前月比)
19日(火)21:30(米国)2月住宅着工件数(年率換算件数)
19日(火)21:30(米国)2月建設許可件数(前月比)
19日(火)21:30(米国)2月建設許可件数(年率換算件数)
19日(火)29:00(米国)1月対米証券投資
19日(火)29:00(米国)1月対米証券投資(短期債除く)
20日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
20日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
20日(水)30:30(ブラジル)ブラジル中央銀行政策金利
21日(木)6:45(ニュージーランド)10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
21日(木)6:45(ニュージーランド)10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
21日(木)8:50(日本)2月貿易統計(通関ベース、季調前)
21日(木)8:50(日本)2月貿易統計(通関ベース、季調済)
21日(木)17:30(スイス)スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
21日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21日(木)21:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21日(木)21:30(米国)3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21日(木)21:30(米国)10-12月期四半期経常収支
21日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
21日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
21日(木)22:45(米国)3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)22:45(米国)3月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)22:45(米国)3月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)23:00(米国)2月中古住宅販売件数(前月比)
21日(木)23:00(米国)2月中古住宅販売件数(年率換算件数)
21日(木)23:00(米国)2月景気先行指標総合指数(前月比)
22日(金)8:30(日本)2月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
22日(金)8:30(日本)2月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
22日(金)8:30(日本)2月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
22日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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