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NYマーケットダイジェスト・26日 株安・金利低下・ドル高

スポット
(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=151.56円(前営業日比△0.14円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.16円(△0.07円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0831ドル(▲0.0006ドル)
ダウ工業株30種平均:39282.33ドル(▲31.31ドル)
ナスダック総合株価指数:16315.70(▲68.77)
10年物米国債利回り:4.23%(▲0.01%)
WTI原油先物5月限:1バレル=81.62ドル(▲0.33ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2199.2ドル(△1.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>    <前回発表値>
2月米耐久財受注額
前月比                1.4%     ▲6.9%・改
輸送用機器を除く前月比        0.5%     ▲0.3%・改
1月米住宅価格指数(前月比)     ▲0.1%       0.1%
1月米ケース・シラー住宅価格指数
前年比                6.6%      6.2%・改
3月米消費者信頼感指数         104.7      104.8・改
3月米リッチモンド連銀製造業景気指数  ▲11       ▲5

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は上昇。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.27%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。月末・期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると、前日の高値151.54円を上抜けて一時151.60円まで上値を伸ばした。
 ただ、米10年債利回りが低下に転じると上昇は一服した。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、22日の高値151.86円や2022年10月21日の高値151.95円、ノックアウトオプションが観測されている152.00円などがレジスタンスとして意識された面もあった。

・ユーロドルは小反落。欧州時間に一時1.0864ドルと日通し高値を付けたものの、米長期金利が上昇すると次第にユーロ売り・ドル買いに傾いた。月末・期末が接近する中、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いが入ると一時1.0824ドルと日通し安値を更新した。ただ、米長期金利が低下に転じると下げ渋った。
 なお、本日発表の2月米耐久財受注額は予想を上回った一方、3月米消費者信頼感指数は予想を下回るなど強弱入り混じる結果となった。

・ユーロ円は小幅続伸。日本時間夕刻に一時163.96円と日通し安値を付けたものの、21時30分過ぎには164.41円と日通し高値を付けた。ただ、1時30分前には164.01円付近まで下押しするなど、一進一退の動きとなった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。しばらくは小高い水準でのもみ合いが続いたが終盤失速した。月末・四半期末を控えて、機関投資家による利益確定目的の売りが出たほか、市場では「週末の3連休を前にポジション調整目的の売りが出やすかった」との声が聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が売られた半面、テスラが買われた。

・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。2月米耐久財受注額が予想を上回ると売りが先行したものの、3月米消費者信頼感指数は予想を下回ると下げ渋った。5年債入札で需要の強さが確認されると買いが強まり、上げに転じた。

・原油先物相場は反落。ウクライナによるロシア製油所への攻撃が続いていることや、ロシア政府が石油企業に第2四半期の減産を命じた報道が引き続き支えとなり買いが先行するも、まとまった売りが入るなど上値では売り圧力も強く伸び悩んだ。

・金先物相場は上昇。新規材料が乏しく、積極的な取引は手控えられた。この発表の米経済指標が強弱まちまちの結果となり、ドル相場や米長期金利の方向感が鈍かったこともあり、金先物の値動きも限られた。

(中村)


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