昨日(2024年4月2日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39227.5(-242.0)<-0.61%>
US100(米国100株価指数):18165.8(-148.5)<-0.81%>
US500(米国500株価指数):5218.2(-29.2)<-0.56%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
4月2日の米国株主要3指数は、揃って大きく下落しました。
ここ最近の経済指標が強い内容で、FRB関係者が利下げを急がない考え方を示すことで、長期金利が上昇しました。
その結果、半導体やIT銘柄の多くが値を下げました。
この日発表された経済指標を見ると、2月の製造業新規受注が予想より増加し、2月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数も高水準をキープしています。
個別で見ると、テスラ / Tesla, Inc.は第1四半期の納入台数が前四半期比20.2%減となり、4.9%下落しました。
これがUS100、US500を押し下げる要因の1つになったと考えられます。
ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは6.4%下落。
当局が民間の高齢者向け医療保険プログラムに支払う、2025年の負担率が市場の予想を下回ったことが売り要因となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は続落する陰線となり、形成されたダブルトップのネックラインにあたる水準を下抜けしました。
また、ローソク足の終値は平均足の実体を下に抜けています。
平均足は陽連中で、右肩上がりの200日移動平均線よりローソク足が上にあるため、全体の流れは買い優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを上抜いてからすぐに反落が始まり、ローソク足が平均足を下に抜けました。
平均足は陰転し、それに沿っての下落が続く中で、中期のサポートラインを二度下抜き、長期のサポートラインも下に抜けています。
安値圏で反発し、平均足付近まで戻って前日の取引時間を終えました。
平均足に頭を押さえられて、続落するかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
平均足より上の高値圏でもみ合う展開が続いていましたが、前日の日足は陰線が立ち、終値は平均足の実体を下に抜けました。
平均足は陽連しているものの実体が短く、下ヒゲも長いため、上昇の勢いはさほど強くないことを示唆しています。
このまま平均足より下での値動きが続くかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が何度も交差するもみ合いの展開が続いていましたが、下方向に放れて、長期のサポートラインを下に抜けました。
そこからさらに下落したものの安値圏で反発して、平均足付近まで値を戻しています。
平均足がレジスタンスになって、続落する展開も考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は前々日に続いて下落する陰線となり、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重なる位置にあります。
平均足は一定の角度で陽連を続けており、200日移動平均線も右肩上がりなので、全体としては上昇トレンドが継続していると考えられます。
平均足に支えられて反発するかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインの上で反落を開始し、ローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足も陰転しています。
平均足に頭を押さえられるように下落を続け、中期、次いで長期のサポートラインをブレイクしました。
その後は底値圏で反発し、長期サポートラインより少し上で引けています。
ここから続落するかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2024年4月3日)の主な米国経済指標
3日(水)21:15(米国)3月ADP雇用統計(前月比)
3日(水)22:45(米国)3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
3日(水)22:45(米国)3月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
3日(水)23:00(米国)3月ISM非製造業景況指数(総合)
3日(水)25:10(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。