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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :金曜日に雇用統計を控えあまり動きがない1日に(2024年4月4日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月3日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39220.5(-7.0)<-0.02%>
    US100(米国100株価指数):18210.5(+44.7)<+0.25%>
    US500(米国500株価指数):5226.2(+8.0)<+0.15%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月3日の米国株主要3指数は、あまり動きがない1日となりました。
週末に雇用統計を控えていることも影響した可能性があります。

この日には、米供給管理協会(ISM)が3月の非製造業景況指数を発表。
先月から低下したため、FRBの年内利下げ回数減少への警戒感が薄まりました。

一方で、パウエルFRB議長が「利下げをする前に、さらなる議論やデータが必要」という見方を示したことで、株高を押さえ込むことになりました。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは多くが上昇しています。
エネルギー、素材、通信サービスがその中でも特に上昇しました。

これまでは6月利下げ開始が有力視されていたものの、後ろ倒しになる可能性も指摘されています。

個別で見ていくと、インテル / Intel Corporationは2023年の半導体製造部門の営業損失が前年から拡大したことを受けて、8.2%下落しました。

ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは、取締役選任で会社側が勝利を収めることで3.1%下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、平均足に隠れるような十字線で引けました。
実体はほぼなく上下にヒゲが伸びているため、一時的にトレンドレスだったことを示唆しています。
平均足は陽連中ですが、実体が短くなってきています。
再びローソク足が平均足より上に出られるかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足をともなう下落が発生していましたが、長期のサポートラインをブレイク後に安値圏で中期サポートラインを形成しつつ反発しました。
ローソク足は平均足を追い抜いて上昇しましたが、長期サポートラインがレジスタンス転換し、その水準で反落しています。
最終的にローソク足と平均足がほぼ重なる位置で、前日の取引を終えています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は4営業日ぶりの陽線が立ちました。
ローソク足は平均足と重なるような位置にあります。
平均足は陽連中ですが、実体がかなり短く、トレンドの勢いは弱まっていると考えられます。
200日移動平均線は右肩上がりなので、全体の流れは買い目線である可能性が高いです。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足に頭を押さえられながら大きく下落し、長期サポートラインをブレイクしました。
底値圏で中期のサポートラインを形成して、反転上昇を開始。
ローソク足は平均足を上に抜けて、平均足も陽転し、長期サポートラインも上抜きました。
このラインにサポートされて上昇するケースも想定されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足ははらみ線のような形となり、高値、安値ともにその1本前のローソク足より縮小しています。
平均足はローソク足を支えるように陽連を続けており、この水準をサポートに続伸する展開も想定されます。
200日移動平均線が右肩上がりで、全体の流れとしては上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足がレジスタンスとして機能する下降トレンドが続いていましたが、底値圏で長期サポートラインを形成して反発しました。
何度かローソク足は平均足と交差しましたが、最終的には上に抜けることで平均足も陽転しています。
すぐ上にある中期のレジスタンスラインを試すかがポイントになりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年4月4日)の主な米国経済指標

4日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
4日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
4日(木)21:30(米国)2月貿易収支

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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