昨日(2024年4月4日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38623.5(-597.0)<-1.52%>
US100(米国100株価指数):17893.9(-316.6)<-1.74%>
US500(米国500株価指数):5152.4(-73.8)<-1.41%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
4月4日の米国株主要3指数は総崩れとなり、それぞれが1.5%前後下落しました。
取引時間前半は堅調に推移していましたが、イスラエルのネタニヤフ首相が、イランによる報復攻撃の可能性に備えているとコメントしたことが報じられ、戦闘激化への懸念から株を手放す動きが加速しました。
バイデン大統領が、ネタニヤフ首相と電話会談し、即時停戦を要請しています。
また、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、「インフレが減速しなければ、年内の利下げは疑問」というコメントを出し、他のFRB関係者も同調したことから、市場で早期利下げ観測が後退しました。
これもまた株安の要因になりました。
個別で見ると、セールスフォース / Salesforce, Inc.が3.5%下落、スリーエム / 3M Companyとアメリカン・エキスプレス / American Express Companyが2.8%下落、アムジェン / Amgen Inc.が2.3%下落と、US30の参照先であるダウ平均構成銘柄の多くは下げました。
ただし、シェブロン / Chevron Corporationは0.2%上昇、ウォルマート / Walmart Inc.は0.1%上昇しています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全て下落しました。
情報技術が1.7%下落と、特に下落率が高かったです。
VIX指数は、昨年11月以来の高水準となっています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ダブルトップ形成からの続落となり、長い陰線で引けました。
ローソク足の終値は平均足に対して完全に下に抜けています。
平均足は陽連中であるものの、実体は短く、下ヒゲが伸びているため、上昇の勢いが後退していることを示唆しています。
このままローソク足が平均足を下回り続ける場合、平均足もほどなく陰転すると考えられます。
<1時間足チャート分析>
頭を押さえていた長期サポートラインと、そのすぐ上にある中期レジスタンスラインを上に抜けたもののすぐに反落。
安値を一気に更新し、中期サポートラインを下に抜けたところで取引を終えました。
ほぼ戻らず引けており、下落の勢いが強かったことが確認できます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、長い陰線が立ち、ローソク足の終値は平均足の実体に対して下に抜けました。
平均足の実体は短く下ヒゲも長いため、陽連中であるものの目先の上昇の勢いは弱いことがうかがえます。
200日移動平均線は右肩上がりなので、長期的には上昇目線であると考えられます。
<1時間足チャート分析>
直近は陽連中の平均足にサポートされての上昇相場で、長期のサポートライン、中期のレジスタンスラインを上に抜けていました。
しかし長期レジスタンスラインの手前で反落を開始し、長い陰線が続いて一気に安値を更新しました。
この下げから少し遅れて、平均足も陰転しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は長い陰線で引けて、久しぶりにローソク足の終値が平均足を下に抜けました。
平均足は陽連していますが、実体が短くなり始めており、上昇の勢いが後退していることを示唆しています。
200日移動平均線は右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられますが、平均足より下にローソク足が並ぶ展開が続けば、平均足もいずれ陰転すると考えられます。
<1時間足チャート分析>
直近は高値、安値を切り上げながら陽連中の平均足の上で上昇していましたが、頂点で中期レジスタンスラインを形成しつつ反落を開始。
長い陰線が3本続いて平均足や長期、中期のサポートラインを割り込みました。
平均足も陰転しており、目先は下降トレンドであることを示しています。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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本日(2024年4月5日)の主な米国経済指標
5日(金)21:30(米国)3月失業率
5日(金)21:30(米国)3月平均時給(前年同月比)
5日(金)21:30(米国)3月平均時給(前月比)
5日(金)21:30(米国)3月非農業部門雇用者数変化(前月比)
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OANDA Lab編集部
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