先週金曜日(2024年4月5日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38959.0(+335.5)<+0.87%>
US100(米国100株価指数):18137.0(+243.1)<+1.36%>
US500(米国500株価指数):5212.4(+60.0)<+1.16%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
4月5日の米国株主要3指数は、強く反発して1%前後の上昇率となりました。
この日には3月の雇用統計が発表され、非農業部門の就業者数が大幅に市場の予想を上回り、早期の利下げ観測が後退しました。
ただ、平均時給の伸び率が減速していたことは好感されています。
市場が織り込んでいる年内の利下げ回数は2回程度になり、数週間前の3回からは減少しています。
このため、取引時間序盤は上値が重い展開が続きました。
しかし、前日の大幅安に対する買い戻しが入り、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.など、幅広い銘柄が上昇しました。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全てが上昇しました。
特に通信サービス、工業、情報技術が大きく上げました。
個別で見ていくと、テスラ / Tesla, Inc.は新モデル開発中止のニュースが流れ、3.6%下落しました。
医療機器メーカーのショックウェイブ・メディカル / ShockWave Medical, Inc.は、ジョンソン・エンド・ジョンソン / Johnson & Johnsonに125億ドルで買収されることになり、2%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、フィボナッチの50.0%付近で反発する陽線が立ちました。
平均足は陽連中であるものの実体は短く、下ヒゲも長く伸びています。
またローソク足が平均足より下にあるため、目先のトレンドの流れは不鮮明といえます。
ここから平均足を上抜けるかがポイントになりそうです。
<1時間足チャート分析>
陰連中の平均足をともなう急落後、安値圏で中期サポートラインを形成して反転しています。
ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しました。
上昇の勢いを維持して長期サポートラインを目指すか、それとも反落して平均足を下抜くかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足が平均足を下に抜けたところが底になり、反転上昇しています。
平均足は陽連中であるものの、実体が短く、下ヒゲが長い状態で、上昇の勢いが弱まっていることを示唆しています。
200日移動平均線は右肩上がりなので、長期的にはまだ上昇圧力が強いと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを頂点に大きく下落し、ローソク足が平均足を下回ることで、平均足も陰転しています。
底値圏で中期サポートラインをつけて反発し、一度はブレイクしていた長期サポートライン付近まで戻っています。
この上昇で平均足は陽転しており、目先のトレンドは上昇を示唆しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足の終値が平均足を完全に下に抜けた水準が底になり、先週金曜日の日足は反転上昇しました。
ローソク足の終値は平均足の実体と重なる位置にあります。
平均足は陽連しているものの実体がやや短くなっており、ローソク足との位置関係も含めて、トレンドの勢いは減退している可能性があります。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを頂点に、長期サポートラインを下に抜ける強い下落が発生しましたが、底値圏で反発して、ローソク足は平均足を上に抜けました。
この値動きにともなって、平均足も陽転しています。
この上昇で長期サポートライン付近まで戻して、先週の取引を終えています。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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本日(2024年4月8日)の主な米国経済指標
特になし
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OANDA Lab編集部
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