先週金曜日(2024年4月12日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は深夜にかけて円高が進む。
主要なクロス円は軒並み円高を記録しており、豪ドル円も同様の展開でした。
ドル円はレンジ相場を形成した一方で、豪ドル米ドルは大きく下落しており、この影響を受けたと考えられます。
夜にはイランによるイスラエル攻撃の可能性が報道され、円買いが加速しました。
地政学リスクを意識したリスクオフの流れが形成された模様です。
円高の動きは深夜ごろに止まり、徐々に値動きを縮めながら1週間の取引を終えました。
本日(2024年4月15日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月15日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、97円台半ばから99円付近にかけて、買い注文が厚いです。
現在値よりも円高の範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
しかし、99円台前半よりも円安の範囲では、買い注文が薄いです。
円安の範囲で積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、99円台前半から101円台前半にかけて、売り注文が厚いです。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、100円付近から100円台前半にかけての売り注文が特に厚いです。
この周辺にはレジスタンスラインがあり、これが注目されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年4月15日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
ドル円とも相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年4月15日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はプラス幅を拡大し、深夜以降に横ばいに転じました。
豪ドルはややマイナスで推移した後、夜にマイナス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
15日(月)8:50(日本)2月機械受注(前年同月比)
15日(月)8:50(日本)2月機械受注(前月比)
15日(月)21:30(米国)3月小売売上高(前月比)
15日(月)21:30(米国)3月小売売上高(除自動車)(前月比)
16日(火)11:00(中国)1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
16日(火)11:00(中国)1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
16日(火)26:15(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
17日(水)8:50(日本)3月貿易統計(通関ベース、季調前)
17日(水)8:50(日本)3月貿易統計(通関ベース、季調済)
17日(水)18:00(ユーロ)3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
17日(水)18:00(ユーロ)3月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
18日(木)10:30(オーストラリア)3月失業率
18日(木)10:30(オーストラリア)3月新規雇用者数
19日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
19日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
19日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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