先週金曜日(2024年5月10日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39476.0(+62.9)<+0.16%>
US100(米国100株価指数):18153.8(+28.0)<+0.15%>
US500(米国500株価指数):5220.4(+3.6)<+0.07%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
5月10日の米国株主要3指数は、揃ってわずかに上昇しました。
FOMCの投票権を持つアトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ率の低下が緩やかであっても、年内に利下げする可能性が高いとコメントしました。
しかしダラス地区連銀のローガン総裁は、インフレ率2%達成を考えると利下げは時期尚早と述べています。
この日にミシガン大学が発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は67.4と、6か月ぶりの低水準となりました。
今週は14日に卸売物価指数(PPI)、15日に消費者物価指数(CPI)が発表されます。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、主要消費財が一番上昇率が高かった反面、一般消費財は一番下落率が高い結果になっています。
個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)の4月売上高が、約60%増加したニュースを受けて1.3%上昇しました。
バイオ医薬品会社のノババックス / Novavax, Inc.は、フランスの製薬大手サノフィと最大12億ドルのライセンス契約を結んだことで、98.7%の急上昇となっています。
音声AIプラットフォームのサウンドハウンドAI / SoundHound AI, Inc.は、第1四半期の売上高が予想を上回って、7.2%上昇しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上ヒゲが伸びる陽線で引けて8連騰を達成しました。
平均足は陽連し、実体が長く、下ヒゲが短くなっており、上昇の勢いが出ていることを示唆しています。
ローソク足との位置関係も含め、大局は上昇トレンドと考えられます。
最高値を更新し、4万ドル台再突入があるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
一時的な安値に引かれた中期サポートライン、一時的な高値に引かれた中期レジスタンスラインをおおむね切り上げ続ける展開が続いていました。
直近は1本前の中期レジスタンスラインを上に抜けて上昇後にもみ合いに移行しています。
新しく引かれた中期レジスタンスライン、中期サポートラインのどちらを試すかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上ヒゲが伸びる実体が短い陽線で引けました。
平均足は陽連中で、それより高い位置にローソク足があるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
また平均足は、段階的に実体が長く、下ヒゲが短くなっています。
さらに200日移動平均線が右肩上がりでローソク足より下にあります。
<1時間足チャート分析>
陽連中の平均足をともなう上昇トレンドが一服したあと、長期と中期のレジスタンスラインに頭を押さえられるようなレンジ相場が続いていました。
その間はローソク足と平均足が何度も交差することで、平均足も複数回転換しました。
直近の上昇で、長期と中期のレジスタンスラインをブレイクするも、すぐに押し戻されています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上ヒゲが長く、実体が短い陽線となりました。
ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足も陽転しています。
また平均足より上で価格推移しているため、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足がそれより高い位置にあります。
<1時間足チャート分析>
上昇トレンドが一服して中期のレジスタンスラインに頭を押さえられるもみ合い相場が続いていましたが、直近の変動で上方向へのブレイクを果たしました。
しばらくは陽連中の平均足に支えられながら上昇していたものの、中期レジスタンスラインで頂点をつけてから下落しています。
目先は、中期レジスタンスラインと中期サポートラインのどちらを試すかに注目です。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年5月13日)の主な米国経済指標
特になし
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2024年5月13日8時35分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)はやや減少、売り(Short)が増加したため、差し引きすると合計(Net)はわずかに買い越しから売り越しに転じました。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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