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中国株サマリー(13日)

市場概況
3日ぶり反落、利益確定売りが重荷 車載電池関連が安い

 週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.21%安の3148.02ポイントだった。深セン成分指数は0.60%安の9673.32ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9097億2000万元だった。

 上海総合指数は安く始まった。前週末は終値ベースで昨年9月6日以来の高値を連日で更新したとあって、利益確定売りが出やすい状況。中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した4月の金融統計が市場予想から下振れした上、人民元安が警戒されたもよう。オンショア人民元(CNH)は10日に1米ドル=7.22元近くまで上昇していたが、13日には7.23元を割り込んだ。もっとも、中国政府が打ち出すインフラ整備事業などの景気刺激策に期待する買いも入り、下値は限定的。後場には小幅ながら指数がプラス圏に浮上する場面があった。セクター別では電池や石油、インターネットサービス、通信が売られた半面、公共事業、ガス、電力、輸送機器が買われた。

 A株市場ではスーパーマーケット大手の永輝超市(601933)、旅行大手の中青旅控股(600138)が反落した。車載電池材料の寧波杉杉(600884)、スーパーコンピューターの曙光信息産業(603019)、製薬大手の江蘇恒瑞医薬(600276)も安い。白酒大手の貴州茅台酒(600519)と瀘州老窖(000568)は続落した。一方、前週末に売られた海爾智家(600690)、歌爾(002241)、立訊精密工業(002475)が上昇。鉄道車両の中国中車(601766)、バスメーカーの宇通客車(600066)、製薬の華潤三九医薬(000999)も買われた。

 上海B株指数は0.17%安の254.36ポイントと3営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.70%安の1118.31ポイントと続落した。

(山下)


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