ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(14日)=ダウ126ドル高と反発 ナスダックは続伸し終値の最高値を更新

NY株式サマリー(14日)=ダウ126ドル高と反発 ナスダックは続伸し終値の最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均:39558.11 +126.60 +0.32%
◆S&P500:5246.68 +25.26 +0.48%
◆NASDAQ:16511.18 +122.94 +0.75%

 14日のNY株式相場は上昇。注目された4月生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びとなったものの、3月分が下方修正されたことで過度な警戒感が強まらなかった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「再利上げに迫られる可能性は低い」と改めて利上げの可能性を否定したことや、米10年債利回りが低下したことも安心感につながった。ダウ平均は強弱まちまちのPPIを受けてもみ合ったが、終盤に184ドル高まで上昇し、126.6ドル高(+0.32%)と反発して終了。S&P500も0.07%安まで小幅に下落したが、0.48%高と反発して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合はおおむねプラス圏で推移し、0.75%高と2日続伸して終了。終値で4月11日以来、1カ月ぶりに最高値を更新した。S&P500の11セクターはIT、不動産、金融、コミュニケーション、一般消費財など8セクターが上昇し、生活必需品、エネルギーの2セクターが下落。資本財は変わらずとなった。

 4月PPは前月比+0.5%と予想の+0.3%を上回る伸びとなったが、3月分が+0.2%から-0.1%に下方修正された。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前月比+0.5%と予想の+0.2%を上回ったが、3月分が+0.2%から-0.1%に修正された。前年比では総合、コアともに予想と一致したが、3月分は総合が+2.1%から1.8%に、コアが+2.4%から+2.1%に下方修正された。4月PPIの上振れを受けて米10年債利回りは前日の4.48%から一時4.53%に上昇したが、4.44%と低下して終了した。

(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る