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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :PPIは予想を上回るも株高に。市場は今日のCPIに注目!(2024年5月15日)

マーケットレポート

昨日(2024年5月14日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39565.0(+151.5)<+0.38%>
    US100(米国100株価指数):18331.6(+131.3)<+0.72%>
    US500(米国500株価指数):5249.4(+28.4)<+0.54%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

5月14日の米国株主要3指数は、一時的に下落するものの、そこから下ヒゲを伸ばして反発して、それぞれが終値ベースで直近の高値を更新しました。

この日に発表された卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ることで、長期金利が急上昇しました。
しかし前月の実績が下方修正されたことと、今日発表される消費者物価指数(CPI)に関心が移っていき、金利が低下していきました。
これにより、AI関連銘柄などに幅広く買いが入っています。

パウエルFRB議長が、会見でFRBが再利上げを迫られる可能性は低いと述べることで、安心感につながり株価を支えました。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、主要消費財が一番下落率が高かったものの、情報技術は0.9%上昇しました。

個別で見ていくと、アルファベットA / Alphabet Inc. Aは、生成AIの基盤モデル「ジェミニ」の軽量版を発表することで0.7%上昇しています。

ホーム・デポ / The Home Depot, Inc.は、2~4月期の既存店売上高が予想よりも下がったことで、0.1%下落しました。

中国の電子商取引大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ) / Alibaba Group Holding Limitedは、1~3月期決算が約86%の減益となったことで、6%下落しています。

バイデン大統領が、電気自動車、半導体、医療用製品など中国からの輸入品の関税を大幅に引き上げると発表しました。
これにより、テスラ / Tesla, Inc.は3%を超える上昇となりましたが、中国の電気自動車メーカーのリー・オート / Li Auto Inc.は2%を超える下落を記録しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、上下にヒゲがついた陽線で引けました。
前日の高値を更新することはできなかったものの、陽連中の平均足は実体が長く、下ヒゲが短くなっており、上昇の勢いが強いことを示唆しています。
ローソク足>平均足の位置関係であることも含め、全体としては買い圧力が高まっていると考えられます。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれたレンジ相場から上方向にブレイクしました。
しかし、長期レジスタンスラインを形成してすぐに反落しています。
その後は、下ヒゲを伸ばして一時的に下落するものの、反発して長期レジスタンスライン付近で上げ止まっています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲが長く伸びる陽線となり、ここ最近の高値を更新しています。
陽連中の平均足の実体は長く、下ヒゲが短く、それより上でローソク足が推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
ここから最高値を試すかどうかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインをまたぐようなレンジ相場が続いていたところ、一時的に下落するものの下ヒゲを伸ばして、中期サポートラインを形成しつつ反発しています。
この上昇で中期のレジスタンスラインを上に抜けました。
平均足も陽転し、大きく高値を更新して前日の取引を終えています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は実体が長く、下ヒゲも伸びる陽線が立ちました。
陽連中の平均足より上にローソク足があり、さらに右肩上がりの200日移動平均線よりも上で価格推移しています。
これらから全体の流れは上昇トレンドと考えられ、最高値を更新するかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた価格帯でのレンジ相場でしたが、一時的に下ヒゲを大きく伸ばした先に、新たに中期サポートラインを形成しました。
そこから上昇することで平均足も陽転しています。
取引時間終盤には中期レジスタンスラインを突破して、高値を更新して引けました。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年5月15日)の主な米国経済指標

15日(水)21:30(米国)5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(水)21:30(米国)4月小売売上高(前月比)
15日(水)21:30(米国)4月小売売上高(除自動車)(前月比)
15日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
15日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
15日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
15日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数(CPI)(前月比)
15日(水)23:00(米国)5月NAHB住宅市場指数
15日(水)29:00(米国)3月対米証券投資
15日(水)29:00(米国)3月対米証券投資(短期債除く)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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