昨日(2024年5月15日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39907.5(+342.5)<+0.87%>
US100(米国100株価指数):18612.4(+280.8)<+1.53%>
US500(米国500株価指数):5309.4(+60.0)<+1.14%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
5月15日の米国株主要3指数は、揃って大きく上昇しました。
US100とUS500は最高値を更新しています。
この日に発表された消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.4%の上昇となり、予想通りの結果でした。
前月の3.5%から、3か月ぶりに減速しています。
インフレ鈍化を示す結果だったため、FRBが年内2回の利下げをする期待が維持されて、長期金利が低下しました。
これが株価を押し上げる要因となり、エヌビディア / NVIDIA Corporationなど半導体銘柄などに幅広く買いが入りました。
また小売売上高も発表され、こちらは増加の予想に対して結果は横ばいでした。
ガソリン価格が高騰することで全体的な支出が減り、消費の勢いが鈍っていることを示しています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは大半が上昇しました。
特に、金利動向に敏感な情報技術、不動産が大きく上昇しています。
個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは3.6%上昇しました。
マイクロソフト / Microsoft Corporationは1.7%上昇、アップル / Apple Inc.は1.2%上昇しています。
AI需要の期待から、スーパー・マイクロ・コンピューター / Super Micro Computer, Inc.は15.8%上昇しています。
逆に、最近急騰していたゲームストップ / GameStop Corp.は反落し、18.9%下落しました。
他のミーム株も、AMCエンターテインメント・ホールディングス / AMC Entertainment Holdings, Inc.が20%下落、コス / Koss Corporationが19.2%下落するなど売り込まれています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、大きく高値を更新する陽線が立ち、過去最高値まであとわずかというところまで達しました。
大台の4万ドル到達を目前にしています。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲが見えない形状であるため、ローソク足と平均足の位置関係も含め、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
一時的な下落で、ローソク足が平均足を下回って、安値圏に長期サポートラインをつけるものの、そこから反発して上昇が続いています。
ローソク足は平均足を上回り、平均足は陽転しました。
直近では中期レジスタンスラインを上抜けしてもなお上昇し、ほぼ戻らず引けています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ほぼヒゲがない大陽線に近い形で上昇し、最高値を更新しました。
平均足は陽連中で、それより上にローソク足が並んでおり、200日移動平均線の位置、角度から考えても、全体の流れは上昇トレンドであることを示唆しています。
ローソク足と平均足に大きな乖離があるため、フィボナッチの主要な比率まで押し目をつけるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインから放れ、中期のレジスタンスラインも突破すると、陽連する平均足をともなう上昇トレンドに移行しました。
一時的な押し目になって中期サポートラインを形成するも、そこから大きく上昇して最高値圏でほとんど戻ることなく取引を終えました。
さらに上昇が続くか、平均足付近まで押し目をつけるかに注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は実体が長い大陽線に近いローソク足が立ち、最高値を更新しました。
陽連中の平均足、右肩上がりの200日移動平均線よりローソク足が高い位置にあるため、上昇圧が強い展開と考えられます。
ローソク足が平均足に対して大きく先行しているため、一時的な押し目をつける可能性も視野に入ってきます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底に上昇を開始し、中期レジスタンスラインを突破してから一時的に押し目をつけました。
このときに中期サポートラインを形成してから再度上昇が始まり、大きく高値を更新して前日の取引を終えています。
最高値を更新した状態であるため、平均足付近まで押し目をつける可能性も考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2024年5月16日)の主な米国経済指標
16日(木)21:30(米国)5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
16日(木)21:30(米国)4月住宅着工件数(前月比)
16日(木)21:30(米国)4月住宅着工件数(年率換算件数)
16日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
16日(木)21:30(米国)4月建設許可件数(前月比)
16日(木)21:30(米国)4月建設許可件数(年率換算件数)
16日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
16日(木)22:15(米国)4月鉱工業生産(前月比)
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。