東京外国為替市場概況・15時 NZドル円、失速

市場概況
 22日の東京外国為替市場でNZドルは失速。NZ準備銀行(RBNZ)が公表した声明文に反応してNZドル買いが強まるも、買い一巡後は徐々に押し戻される展開に。オアRBNZ総裁が会見で「今回の会合で金利の引き上げを真剣に検討」などと発言したが反応は薄く、NZドルは対円で95.50円台まで、対ドルでは0.6110ドル台まで、それぞれ押し戻される場面が見られた。

 ドル円は小動き。15時時点では156.30円と12時時点(156.30円)とほぼ同水準だった。手掛かり材料に乏しい中、14時前に156.39円までわずかに上値を伸ばして本日高値を更新したが続かず、その後は様子見ムードが漂った。なお、本邦10年債利回りは2013年5月以来となる1%に上昇したが、反応は薄かった。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0857ドルと12時時点(1.0859ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。対ドルでのNZドルの失速につれる形で、1.0852ドルまで下押し。もっとも、本日これまでの値幅はわずか12pips程度とこう着した展開が続いた。

 ユーロ円は様子見。15時時点では169.70円と12時時点(169.72円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円、ユーロドル共に主体性を欠く動きの中、169.70円を挟んで方向感なくもみ合った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.11円-156.39円
ユーロドル:1.0852ドル-1.0864ドル
ユーロ円:169.46円-169.76円


(川畑)


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