昨日（2024年6月3日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：38546.5（-180.5）＜-0.47%＞
  US100（米国100株価指数）：18616.8（+90.8）＜+0.49%＞
  US500（米国500株価指数）：5288.4（-0.4）＜-0.01%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月3日の米国株主要3指数は、US30は下落、US100は上昇、US500はほぼ現状維持という、ばらばらな値動きとなりました。

この日に発表された、米サプライ管理協会（ISM）の製造業購買担当者景況指数（PMI） は前月から低下し、市場予想も下回っています。
その結果、長期金利が低下したものの、あまり株価は反応しませんでした。

前日はニューヨーク証券取引所（NYSE）でシステム障害が発生し、一部の銘柄が取引できない状態に陥りました。
バークシャー・ハサウェイ / Berkshire Hathaway Inc.などで急変動が起きたものの、その後不具合は解消されています。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術が一番上昇し、エネルギーが一番下落しました。

フェドウォッチによれば、市場は9月の利下げ開始確率を59％としています。

個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは次世代のAIチップのプラットフォームを2026年に投入すると発表し、4.9％上昇しました。

また、アップル / Apple Inc.、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、アルファベットA / Alphabet Inc. A、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は上昇したものの、マイクロソフト / Microsoft Corporationとテスラ / Tesla, Inc.は下落しました。

ゲームストップ / GameStop Corp.は、キース・ギル氏がオンライン掲示板で同社株を500万株保有していることを示し、21％の急上昇となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年6月4日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年6月4日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は、フィボナッチの38.2％付近まで上昇するものの、長い下ヒゲを伸ばす陰線で引けました。
平均足は陰連中で、段階的に実体が長く、上ヒゲが短くなっています。
その平均足よりローソク足が下にあるため、大局は下降トレンドと考えられます。
ただし200日移動平均線はローソク足より下にあります。

＜1時間足チャート分析＞

下降トレンドが一服した水準に引かれた長期サポートライン、中期レジスタンスラインに挟まれた価格帯での値動きが続いていました。
しかし、そこから上方向に放れることで平均足も陽転しました。
この上昇は中期レジスタンスラインをつけてから反落し、ローソク足が平均足を追い抜くことで、平均足も陰転しています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2024年6月4日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年6月4日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は、下ヒゲを長く伸ばす陽線で引けました。
ローソク足の終値は、平均足の実体に食い込むような位置にあります。
平均足は陽連しているものの、1本ごとに実体が短くなっており、下ヒゲも伸び始めています。
もう一度ローソク足が平均足を上回れるかに注目が集まります。

＜1時間足チャート分析＞

陰連中の平均足を伴う下降トレンドでしたが、底値圏に長期と中期のサポートラインが重複して形成され反発。
ローソク足が平均足を上に抜け、平均足は陽転しました。
直近の値動きで、大きく下落後にすぐに戻し、ローソク足と平均足が重なるような位置で前日の取引を終えています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2024年6月4日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年6月4日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は長く下ヒゲを伸ばし、短い実体が平均足と重なる位置で引けました。
平均足は陽線をキープしているものの、実体は短く、上昇の角度も緩やかになっています。
ただし右肩上がりの200日移動平均線は、ローソク足より低い位置を推移しています。
ローソク足が平均足より上に出られれば、上昇トレンドへの回帰も想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

長期サポートラインを割り込む下落が発生し、底値圏に新たな長期サポートラインを形成してから反発しました。
ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しました。
この上昇で中期レジスタンスラインを上に抜けて、高値圏に新たに中期レジスタンスラインを形成してから反落しています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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本日（2024年6月4日）の主な米国経済指標

4日（火）23:00（米国）4月製造業新規受注（前月比）
4日（火）23:00（米国）4月雇用動態調査（JOLTS）求人件数

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