WTI原油見通し(市況ニュース):利益確定売りの動きが強まり、原油価格は下落(2024年6月24日)

マーケットレポート

先週金曜日(2024年6月21日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:80.952(-0.681)<-0.83%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反落。

直近数週間の上昇の勢いが強かったため、先週末は利益確定売りが先行したと報じられています。
ドルインデックスが上昇傾向だったことも、売りを促した可能性があります。

なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による原油の投機的ネットポジションの公開は、日本時間25日早朝の予定です。

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年6月24日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年6月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月24日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週金曜日のローソク足は陰線を形成。
一時は82ドル台まで上昇したものの、最終的に下落して引けました。
一方で、平均足は上ヒゲを伸ばした陽線を形成しており、買い優勢を示しています。
目先は、節目の85ドルを目指して上昇を続けられるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

高値と安値を切り上げていたローソク足は反落。
いったんは直近高値を更新しましたが、陰線を形成して平均足を下抜きました。
平均足は陰線を形成しており、直近は売り優勢を示しています。
目先は、すぐ下に引かれている中期サポートラインを下抜くかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)0624

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年6月14日時点の米国の原油リグ稼働数は488基でした。
前週から4基減少しており、490基を割り込みました。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)0624

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年6月14日時点の原油在庫は前週比で254.7万バレルほど減少し、およそ4億5711万バレルです。
直近の原油在庫は減少しましたが、4月以降はおおむね横ばいで推移している状況です。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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