昨日(2024年6月27日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39208.5(+43.5)<+0.11%>
US100(米国100株価指数):19854.1(+116.1)<+0.59%>
US500(米国500株価指数):5498.0(+15.8)<+0.29%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月27日の米国株主要3指数は、それぞれ反発する展開でした。
本日発表される個人消費支出(PCE)物価指数を控えて、様子見ムードも広がっています。
マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は、6~8月期の売上高見通しが市場予想を下回り、7.1%下落しています。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.も、小売り環境悪化を理由に通期利益見通しを下方修正。
大規模店舗閉鎖計画も発表することで22.2%下落しました。
エヌビディア / NVIDIA Corporationも1.9%下落しています。
ただし、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.やアップル / Apple Inc.といった大型ハイテク銘柄は買われ、相場を支える原動力となりました。
フェドウォッチによれば、市場は年内2回の利下げ予想をほぼ維持しており、9月の利下げ確率は59.5%と予想されています。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「インフレは正しい方向に進んでいる模様」とコメントし、年内利下げ開始の可能性に言及しました。
逆にFRBのボウマン理事は、「インフレ圧力がいまだ高いことから、利下げを支持する用意はまだない」と改めてコメントしました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、実体が短いものの陽線で引けました。
平均足は陽連中でそれより高い位置にローソク足があるため、全体としては買い圧力の方が強いと考えられます。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、それより高い位置で価格推移しています。
目先の高値を超えられれば、最高値を試す展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
下降トレンドが長期サポートラインで一服してからは、ローソク足が平均足を何度も追い抜き、平均足が複数回転換するレンジ相場に移行しています。
直近の上昇で、一時中期レジスタンスラインを上に抜けるものの、レンジ相場の内側に押し戻されています。
平均足は陽転しているため、もう一度中期レジスタンスラインを試す可能性も考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、平均足の上ヒゲに接触したものの、反発する陽線が立ちました。
平均足は角度を保ったまま上昇しており、実体が長く下ヒゲが見えない強い形状です。
200日移動平均線も右肩上がりであるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
2万ポイントの大台に、再び乗るかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底として、下降トレンドが上昇トレンドに転じています。
一時的にローソク足が平均足を下に抜ける時間帯もあったものの、中期サポートラインで反発して、ローソク足>平均足の位置関係に回帰しました。
目先は、高値に引かれた中期レジスタンスラインを試すかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、平均足にサポートされるように上昇しました。
平均足は陽線を保っており、実体が長く、下ヒゲがつかない上昇の勢いを示す形状です。
この平均足よりローソク足が高い位置を保っているため、全体としては買い優勢と考えられます。
この展開が続けば、終値ベースで最高値を更新するケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底とする、レンジ相場が継続しています。
値動きに方向感がないため、ローソク足と平均足が何度も交わっており、平均足の色も定まっていません。
直近では、ローソク足が平均足を上回り、平均足は陽転しています。
この勢いのまま、高値を抜けていけるかに注目が集まります。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年6月28日)の主な米国経済指標
28日(金)21:30(米国)5月個人所得(前月比)
28日(金)21:30(米国)5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
28日(金)21:30(米国)5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
28日(金)21:30(米国)5月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
28日(金)21:30(米国)5月個人消費支出(PCE)(前月比)
28日(金)22:45(米国)6月シカゴ購買部協会景気指数
28日(金)23:00(米国)6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
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OANDA Lab編集部
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