ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):先週末のドル円は円高で160円台後半|米雇用統計発表後に上下に大きく振れる(2024年7月8日)

FXレポート

先週金曜日(2024年7月5日)のドル円動向振り返り

ドル円は上下動の末、円高。

水曜日夜以降の円高が継続し、ドル円は昼にかけて円買いが進みました。
昼以降は、円安方向に緩やかに戻る展開です。

夜に入って米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数の増加幅は市場予想よりも大きかった一方、失業率は市場予想に反して悪化しました。
強弱まちまちの内容で、この時間帯のドル円は大きく上下に振れた末に円安でした。
深夜以降は円高が再び優勢で、最終的に円高で1日の取引を終えました。

本日(2024年7月8日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2024年7月8日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月8日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、158円台半ばから160円台後半にかけて、買い注文が厚いです。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
しかし、現在値付近よりも円安の範囲では、買い注文が薄いです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。

その一方、161円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、160円台半ばにも、特に厚い売り注文を確認できます。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年7月8日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
相関関係だったのは、ポンド円と豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年7月8日7時のもの)

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナス圏に沈む場面があったものの、おおむねプラス圏で推移しました。
ドルはマイナス幅を徐々に広げ、未明に横ばいに転じました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

8日(月)8:50(日本)5月国際収支・貿易収支
9日(火)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
10日(水)11:00(ニュージーランド)ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
10日(水)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
11日(木)8:50(日本)5月機械受注(前年同月比)
11日(木)8:50(日本)5月機械受注(前月比)
11日(木)15:00(英国)5月月次国内総生産(GDP)(前月比)
11日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPI)(前月比)
11日(木)27:00(米国)6月月次財政収支
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
12日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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