NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :US100とUS500は一時最高値更新もCPIを控えて売買は盛り上がらず(2024年7月10日)

マーケットレポート

昨日(2024年7月9日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39330.7(-68.8)<-0.17%>
    US100(米国100株価指数):20496.3(+7.7)<+0.04%>
    US500(米国500株価指数):5587.4(+4.6)<+0.08%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月9日の米国株主要3指数は、あまり方向感がない展開でした。
US100とUS500は一時的に最高値を更新したものの、その後は反落しています。

この日はパウエルFRB議長の議会証言があったものの、サプライズ要素はありませんでした。
11日に発表される消費者物価指数(CPI)を控え、あまり積極的な売買は行われていません。

生成AIブームが追い風になり、エヌビディア / NVIDIA Corporationは2.5%上昇しました。

マイクロソフト / Microsoft Corporationは1.4%下落。
テスラ / Tesla, Inc.は3.7%上昇し、年初から5%の上昇となっています。

12日に決算があるJPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.とウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyは、それぞれ1%超の上昇でした。
シティグループ / Citigroup Inc.は2.8%上昇しています。

ソフトバンクグループが出資する医療分野のテック企業、テンパスAI / Tempus AI, Inc.は、4%近く上昇しています。
JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.やモルガン・スタンレー / Morgan Stanleyなどが、強気の投資判断でカバーを始めたことが要因となったようです。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、上下にヒゲが伸び、実体が短いコマ足が立ちました。
ここ最近の方向感がない展開が引き継がれています。
ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重なる領域にあるものの、平均足は陽連しており全体の流れは上昇寄りと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりになっています。

<1時間足チャート分析>

方向感なく上下動する展開が続いており、平均足の色が定まっていないことからも目先がトレンドレスであることを示唆しています。
長期レジスタンスライン更新後はやや下落傾向で、平均足は陰線に傾きつつあります。
前日の取引終了直前に、ローソク足は平均足を割り込みました。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、一時的に最高値を更新しました。
しかしその後は押し戻されて、上下にヒゲが伸びて実体が短いコマ足で引けました。
平均足は陽連しており、それより高い位置にローソク足が並ぶ展開は変わらずで、大局は上昇トレンドと考えられます。
そして、200日移動平均線も右肩上がりで、それより高い位置で価格推移しています。

<1時間足チャート分析>

頭を押さえられていた1本前の中期レジスタンスラインをわずかに上抜けし、その位置に新たな中期レジスタンスラインが形成されました。
しかし上昇の勢いはすぐに失われて反落し、ローソク足は平均足を割り込んでいます。
ほどなく平均足は陰転して前日の取引を終えました。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、一時的に最高値を更新する実体が短い陽線が立ち、3連騰を達成しています。
陽連している平均足に先行してローソク足が上昇を続けているため、全体としては買い優勢であることを示唆しています。
この勢いを保っての最高値更新があるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

平均足にサポートされる上昇トレンドが一服し、ローソク足と平均足が交差する展開に移行しました。
このジグザグな動きの中で高値が更新されたあと下落に転じ、ローソク足は平均足を割り込んでいます。
陰転した平均足に頭を押さえられながら、下落する展開が始まりました。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年7月10日)の主な米国経済指標

10日(水)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :US100とUS500は一時最高値更新もCPIを控えて売買は盛り上がらず(2024年7月10日)