中国株サマリー(16日)

市場概況
小幅に4日続伸、自動車株・エレクトロニクス株が高い

 16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4営業日続伸。終値は前営業日比0.08%高の2976.30ポイントだった。深セン成分指数は0.86%高の8877.02ポイントと3営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6406億9400万元だった。

 上海総合指数は反落して始まり、中盤までは利益確定の売りに押された。後場に入ると下げ幅を縮小し、結局は前日終値を小幅に上回って引けた。内需低迷が意識された半面、輸出拡大に向けた供給体制が整っているとの見方から自動車株とエレクトロニクス株が買われ、相場を支えた。セクター別では貴金属が全面高のほか、自動車製造、自動車サービス、電子部品、半導体、コンシューマーエレクトロニクスが上昇。半面、保険株と銀行株が下落して相場の重荷だった。

 A株市場では、テック株の曙光信息産業(603019)、上海宝信ソフト(600845)、歌爾(002241)、立訊精密工業(002475)、大族激光科技産業集団(002008)が大幅高。民営のソフトウエア会社の広聯達科技(002410)と清華大学系ITサービス事業者の紫光(000938)がストップ高を付けた。石油大手のシノペック(600028)、金鉱大手の紫金鉱業集団(601899)は続伸。自動車株の上海汽車集団(600104)、広州汽車集団(601238)、重慶長安汽車(000625)も買われた。半面、保険株の中国平安保険(601318)と新華人寿保険(601336)、機械株のウェイチャイ・パワー(000338)、徐工集団工程機械(000425)、江蘇恒立液圧(601100)が安い。

 上海B株指数は0.10%高の233.81ポイントと3営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.43%高の1130.68ポイントと反発した。

(小針)


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