昨日(2024年7月16日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):41012.8(+731.3)<+1.82%>
US100(米国100株価指数):20420.9(-20.5)<-0.10%>
US500(米国500株価指数):5674.6(+30.4)<+0.54%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月16日の米国株主要3指数は、まちまちの動きとなりました。
US30とUS500は上昇しましたが、US100は小幅に下落しています。
この日発表された6月の米小売売上高は市場予想を上回り、前月の数値は上方修正されました。
市場はこの結果を、物価高などに起因する最近の消費落ち込みは過度に懸念するほどではないと受け止め、小売セクターのみならず、景気敏感株など幅広い銘柄が買われました。
9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始期待や、11月の大統領選でのトランプ氏再選の思惑も引き続き米国株を下支えしました。
一方、これまで米国株高をけん引してきた大型IT株には利益確定売りが出ています。
バンク・オブ・アメリカ / Bank of America Corporationは、第2四半期決算は減益だったものの市場予想を上回ったことから、5.3%の上昇。
金利収入は減少しましたが、投資銀行業務とトレーディング業務が好調でした。
モルガン・スタンレー / Morgan Stanleyは、第2四半期決算でウェルス・マネジメント部門の収入が期待外れとなったものの、0.9%の上昇となりました。
チャールズシュワブ / The Charles Schwab Corporationは、第2四半期決算で金利収入の減少が売り材料視され、10.2%下落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は5営業日続伸となり、連日での最高値更新となりました。
ローソク足は大陽線が立ち、高値圏にあるにもかかわらず上ヒゲよりも下ヒゲが長くなっており、全体の流れは買い優勢と考えられます。
また平均足は陽連中で、上ヒゲの伸びに対して下ヒゲが徐々に短くなっています。
ローソク足と平均足の乖離がより大きくなっていることもあり、このあたりでいったん調整が入るのか、注目されます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインをブレイクしてからの上昇は継続しており、勢いを増しています。
4万300ドル近辺では上昇一服からいったんもみ合いとなり、一時的にローソク足が平均足を下回る場面がありました。
しかし、4万200ドル前後でサポートされるとすぐに反転上昇に転じています。
中期レジスタンスラインをあっさり上抜けて上値追いの様相となっていることから、この上昇基調は強いと考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、小幅ながら3営業日ぶりに反落しました。
平均足は陽連しており、それよりも上方にローソク足が位置しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
ただ、ローソク足は11日に高値圏で長い陰線が出現し、その後の3営業日でこの長い陰線を上回る反発は見られていません。
ローソク足と平均足の乖離が縮小し、接近してきており、トレンド転換があるのかが注目されます。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足を割り込むことで、2万700ポイント前後から、急落する場面が見られました。
この急落は中期サポートラインで止まり、その後は2万400ポイントを中心とした小幅なレンジ内でのもみ合いに転じています。
ここから再び上昇して長期レジスタンスラインを試すのか、それとも上昇トレンド一服から下落に転じるのか注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は3営業日連続での続伸となり、最高値を更新しました。
ローソク足は11日に長い陰線が出現しましたが、これをしっかり上抜きました。
200日移動平均線は右肩上がりで、これよりもローソク足が上方に位置していることから、全体の流れは上昇トレンドと見られます。
<1時間足チャート分析>
高値更新と調整局面を繰り返しながらも、全体的な基調としては上昇トレンドを保っています。
5600ポイント台半ばの中期レジスタンスラインに上値を阻まれていったん調整が入りましたが、これをブレイクしています。
直近はローソク足と平均足が重なり合っての上昇となっていますが、今後も高値更新と調整を繰り返しながら上昇トレンドを続けていくのか、注目されます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年7月17日)の主な米国経済指標
17日(水)21:30(米国)6月住宅着工件数(前月比)
17日(水)21:30(米国)6月住宅着工件数(年率換算件数)
17日(水)21:30(米国)6月建設許可件数(前月比)
17日(水)21:30(米国)6月建設許可件数(年率換算件数)
17日(水)22:15(米国)6月鉱工業生産(前月比)
17日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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OANDA Lab編集部
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