昨日(2024年7月30日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):40600.4(+16.6)<+0.04%>
US100(米国100株価指数):18757.8(-340.0)<-1.78%>
US500(米国500株価指数):5426.0(-48.6)<-0.89%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月30日の米国株主要3指数は、US100、US500が大きく下落したものの、US30はあまり動きがありませんでした。
マイクロソフト / Microsoft Corporationの決算を控え、エヌビディア / NVIDIA Corporationなどの半導体関連銘柄から、金融、エネルギー、医療保険などに資金移動する傾向がありました。
その結果、金融銘柄の影響が強いUS30はほぼ元値に止まったものの、ハイテク銘柄の影響が強いUS100は下落しています。
コンファレンス・ボードが発表した7月の消費者景気信頼感指数は、景気の底堅さを示す内容となりました。
個別で見ていくと、マイクロソフト / Microsoft Corporationは0.89%下落で取引を終えました。
ただし引け後に決算が発表され、時間外取引で約5%下落しています。
エヌビディア / NVIDIA Corporationは7.04%の急落に。
アップル / Apple Inc.は0.26%上昇したものの、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.は0.81%、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は0.54%下落しています。
日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル / The Procter & Gamble Companyは、第4四半期の純売上高が市場予想を下回って、4.84%下落しました。
製薬大手のメルク / Merck & Co., Inc.は、通期利益見通しを引き下げることで、9.81%下落しています。
セキュリティ企業のクラウドストライク・ホールディングス / CrowdStrike Holdings, Inc.は、9.72%の下落。
今月に発生した世界的なシステム障害を巡り、デルタ・エア・ラインズ / Delta Air Lines, Inc.が同社とマイクロソフト / Microsoft Corporationに損害の補償を求めると報じられました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、実体がほとんどなく、上下にヒゲが伸びるコマ足で引けました。
平均足よりおおむね高い位置での推移が続いており、平均足は陽連していることから、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
また、200日移動平均線が右肩上がりで、それより高い位置にローソク足があることも確認できます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底として上昇が始まり、中期レジスタンスラインをブレイクします。
更新された高値位置に新たな中期レジスタンスラインが形成され、ローソク足が平均足を下に抜けました。
それ以降はローソク足と平均足が何度も交差するトレンドレスな展開に移行しています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、直近の安値を更新する陰線が立ちました。
平均足は陰連中で、実体が長く、上ヒゲがない形状です。
その平均足より低い位置にローソク足があることから、大局は下降トレンドと考えられます。
ローソク足より低い位置にある200日移動平均線が、下落のターゲットになる展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
下降トレンドが長期サポートラインで一服し、ローソク足と平均足が頻繁に接触、交差するレンジ相場に移行しています。
上値はおおむね中期レジスタンスラインに押さえられつつ、下値は切り上がっている状況でした。
しかしそこから下に抜けて、長期サポートラインを一時ブレイクしました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、直近安値をわずかに更新できなかったものの、3営業日ぶりの陰線が立ちました。
平均足は陰転しており、次第に実体が長くなっているため、ローソク足と平均足の位置関係も含め、下降トレンドに移行したことを示唆しています。
ローソク足が平均足より安い位置をキープし続けると、安値も更新されていく展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
下降トレンドは長期サポートラインで一服し、方向感のない展開にシフトしています。
ローソク足と平均足が複数回交わり、平均足も何度も転換しています。
直近では長期レジスタンスラインを頂点に下落しました。
平均足>ローソク足の位置関係となり、平均足は陰転するも、長期サポートラインの寸前で下げ止まっています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年7月31日)の主な米国経済指標
31日(水)21:15(米国)7月ADP雇用統計(前月比)
31日(水)21:30(米国)4-6月期四半期雇用コスト指数(前期比)
31日(水)22:45(米国)7月シカゴ購買部協会景気指数
31日(水)23:00(米国)6月住宅販売保留指数(前年同月比)
31日(水)23:00(米国)6月住宅販売保留指数(前月比)
31日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
31日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
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OANDA Lab編集部
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