先週金曜日(2024年8月2日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:74.823(-2.84)<-3.66%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは2営業日連続で下落。
米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数など重要項目でいずれも市場予想より弱い結果でした。
また、米製造業新規受注も市場予想より弱く、前回に比べてマイナス幅が拡大しました。
米国の景気に対する懸念が広がり、USOILが売られたと報じられています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、およそ24万6,000の買い越しでした。
今年3月以降、おおむね20万台の買い越しで推移しており、今回もこのトレンドを維持しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年8月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は下ヒゲの長い陽線となり、直近安値を切り下げました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
7月5日を天井とする下落トレンドが維持されています。
目先は、このまま下落が進むか、6月4日の安値付近でいったん反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引時間半ばから下落を開始して、時間の経過とともに下落が加速しました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
7月安値を割れて下落が進んだものの、若干の反発を見せて取引を終えています。
目先は、反発は一時的となり再度下落が進むか、反発が本格的な上昇につながるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年7月26日時点の米国の原油リグ稼働数は先週よりも5基増加して482基です。
減少基調が続いていましたが、5週ぶりに480基台に戻しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年7月26日時点の原油在庫は前週比で343.6万バレルほど減少し、およそ4億3305万バレルです。
2024年5月以降はおおむね横ばいで推移していましたが、6月末から減少基調に転じています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。