昨日(2024年8月8日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:76.532(+0.590)<+0.78%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは2営業日連続で上昇。
米国で前週分新規失業保険申請件数が発表され、市場予想よりも強い結果でした。
米経済の先行きに対する悲観的な見方が緩和したと報じられており、これがUSOIL価格の上昇に寄与した模様です。
また、水曜日夜に発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計において、在庫の減少幅は市場予想よりも大きく、この影響が昨日も残った可能性があります。
一般的に、在庫の減少はUSOIL価格にとってプラス要因とされています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年8月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成して2営業日続伸となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
6月以降の上昇の基点となった、6月4日の安値付近から反発を開始しています。
目先は、反発が続きダブルボトム形成でさらに上昇するか、反落して6月4日安値を割り込むかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始からジリ安が進んだものの、取引半ば以降は反発して始値を超える水準で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
5日の安値を底とした緩やかな上昇により、安値と高値の切り上げが進んでいます。
目先は、このまま切り上げとともに上昇が続くか、反落して5日の安値割れを目指すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年8月2日時点の米国の原油リグ稼働数は482基でした。
2週連続で480基台で推移しており、470基台から反発した形です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年8月2日時点の原油在庫は前週比で372.8万バレルほど減少し、およそ4億2932万バレルです。
2024年6月末から右肩下がりの減少が継続しており、原油価格にとってプラス要因として影響しそうです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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