香港株サマリー(21日)

市場概況
続落、JDドットコム大幅安 FRB議長講演控え様子見も

 21日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.69%安の17391.01ポイントだった。中国企業指数は0.87%安の6141.78ポイント。メインボードの売買代金は概算で938億3000万HKドル。

 ハンセン指数はほぼ全面安で寄り付いた。前日のNY株式相場が反落したことで、幅広いセクターで売りが先行。相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(大引け時点で17279.64ポイント)を割り込む場面が朝方にあったものの、結局は同水準を守って終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日にカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演するとあって、発言内容を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。セクター別では不動産・建設、金融、情報技術が下落し、素材が上昇した。

 ハンセン指数構成銘柄では、JDドットコム(09618)が急落。大株主の米ウォルマートが持ち株を売り出すと伝わり、売りが膨らんだ。医薬品関連の下げが目立ち、石薬集団(01093)、無錫薬明康徳新薬開発(02359)、薬明生物技術(02269)、京東健康(06618)が売られた。不動産開発の中国海外発展(00688)、宝飾品販売の周大福珠宝(01929)も安い。一方、前日大引け後に24年6月中間決算を発表した舜宇光学科技(02382)が8%超上昇。鉄道事業の香港鉄路(00066)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.82%安の3434.39ポイントと続落。前日大引け後に24年6月中間決算を発表した快手科技(01024)が10%近く下げた半面、同程旅行(00780) が6%近く上げた。


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