中国株サマリー(22日)

市場概況
3日続落、下値を切り下げる展開 見送り気分も

 22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.27%安の2848.77ポイントだった。深セン成分指数は0.82%安の8162.18ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5491億5300万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の値動きだったが、次第に下値を切り下げる展開。中国景気の先行き不安が根強いなか、投資家はリスクを取りづらかったもよう。23日に開かれるジャクソンホール会議で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演を予定しているとあって、見送り気分が広がった。後場後半はマイナス圏でもみ合った。

 セクター別では、バッテリー素材と観光・ホテルが全面安。ゲーム、教育、文化・メディア、酒造も安い。半面、銀行が高かったほか、繊維・アパレル、鉄道・道路の一角が買われた。

 A株市場では、スーパーコンピューターメーカーの曙光信息産業(603019)、ゲーム関連の完美世界(002624)が大幅安。通信設備メーカーの中興通訊(000063)、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、教育関連の中公教育科技(002607)、小売チェーンの永輝超市(601933)なども下げが目立った。半面、製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)、電力会社の国投電力控股(600886)、車載電池メーカーの国軒高科(002074)、大手国有銀行の中国銀行(601988)などが買いを集めた。

 上海B株指数は0.42%安の230.91ポイント、深センB株指数は1.52%安の1067.24ポイントだった。


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