NY株式サマリー(22日)=ダウ177ドル安、ナスダックが1.67%安と大幅反落

市場概況
◆ダウ平均: 40712.78 -177.71 -0.43%
◆S&P500: 5570.64 -50.21 -0.89%
◆NASDAQ: 17619.35 -299.63 -1.67%

 22日のNY株式相場は反落。小高くスタートしたものの、中盤以降は翌日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、8月5日の急落から大きく反発したハイテク株を中心に持ち高調整の売りが優勢となった。米国債も調整売りに押され、米10年債利回りが前日の3.776%から3.857%に上昇したことも重しとなった。ダウ平均は朝方に136ドル高まで上昇したものの、306ドル安まで反落し、177.71ドル安(-0.43%)で終了。S&P500は一時、0.40%高の5643.22ポイントまで上昇し、取引時間中の史上最高値まで26.45ポイント(0.47%)に迫ったが、0.89%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.67%安と大幅反落し、ダウ平均、S&P500をアンダーパフォーム。週初来ではダウ平均が0.13%高、S&P500が0.30%高とプラス圏を維持した一方、ナスダック総合が0.07%安となった。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.27ポイントから17.55ポイントに上昇。8月19日に終値で14.65ポイントまで低下したが、3日連続での上昇となった。

 S&P500の11セクターは不動産、金融、エネルギーを除く8セクターが下落。ITが2.13%安と下落率トップとなり、一般消費財が1.87%安、コミュニケーションが0.93%安となった。半導体株はインテルが6.12%安となったほか、ラム・リサーチ、アプライド・マテリアルズ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、エヌビディアが3-4%安となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.44%安となった。

 経済指標は、新規失業保険申請件数が予想を上回りやや弱い結果となった。8月S&Pグローバル製造業PMI速報値も予想を下回る弱い結果となった一方、同サービス業PMI速報値は予想を上回り、強弱まちまちとなった。


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