香港株サマリー(23日)

市場概況
小幅続落、米FRB議長講演前に様子見 ネットイース10%超安

 23日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。終値は前日比0.16%安の17612.10ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の6219.24ポイント。メインボードの売買代金は概算で787億7000万HKドル。

 朝方は前日の米株式相場が反落した流れを引き継ぎ、序盤は幅広いセクターで売りが先行。2024年上半期の業績が悪化した銘柄が大きく売られ、相場の重荷となった。ただ、ハンセン指数は50日移動平均(大引け時点で17545.21ポイント)付近で下げ渋り、次第に下落率を縮小した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で23日に講演するとあって、様子見気分も広がった。セクター別では医療・ヘルスケアと素材、工業が下落した。一方、エネルギーと金融が堅調だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、2024年6月中間決算の純利益が市場予想を下回ったネットイース(09999)が10%超下落。減益決算を発表した東方海外(00316)と百度(09888)も大きく売られた。製薬の翰森製薬(03692)、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)は反落した。半面、保険株の中国平安保険(02318)と中国人寿保険(02628)が高い。豚肉大手の万洲国際(00288)、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、スポーツ用品の李寧(02331)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.13%安の3468.94ポイントと反落。パソコン大手のレノボグループ(00992)、ゲーム・オフィスソフトのキングソフト(03888)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)が反落した。一方で企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(00268)、ライブコマースの東方甄選(01797)、ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)が上昇した。


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