先週金曜日(2024年8月23日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.053(-0.008)<-0.39%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは4営業日連続で下落。
木曜日にEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計が発表されており、これが金曜日の値動きにも影響したと報じられています。
同統計では在庫増加幅が市場予想よりも大きく、発表後のNATGAS価格は下落で推移していました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ8万1,000の売り越しでした。
売り越し幅は2週連続でほぼ同じ水準です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年8月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陰線を形成して、4営業日続落で直近安値も下回りました。
平均足は陽連しているもののローソク足が平均足を下回っており、トレンド転換を示唆しています。
2.3ドルを目前とする、7月22~23日高値の抵抗帯からの下落が進んでいます。
引き続き、8月安値に向けて下落が続くか、2.3ドルに向けて反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ジリ安が進み前日安値の更新後に反発しており、最終的に小幅安で取引を終えました。
平均足は陰連しているもののローソク足と平均足の絡みが続いており、下落圧力は限定的です。
15日の高値を天井とする高値と安値の切り下げが続いています。
切り下げを伴う下落がどこまで続くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で変わらず、483基でした。
7月下旬以降は480基台で安定的に推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で1基減少し、97基です。
8月以降、稼働数は100基割れの状態が継続しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で35bcf(10億立方フィート)増加し、3,299bcfでした。
市場予想よりも増加幅が大きく、貯蔵量は直近5年間の上限付近で推移しています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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