NY株式サマリー(30日)=ダウ228ドル高 連日で高値更新 ダウ、S&P500が4カ月続伸

市場概況
◆ダウ平均: 41563.08 +228.03 +0.55%
◆S&P500: 5648.40 +56.44 +1.01%
◆NASDAQ: 17713.63 +197.19 +1.13%

 30日のNY株式相場は上昇。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する7月個人消費支出(PCE)価格指数が予想通りの伸びにとどまったことで、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が続いた。ダウ平均は小高くスタートすると、189ドル安まで下落する場面もあったが、終盤に買いが強まり、228.03ドル高(+0.55%)と3日続伸して終了。一時、250.16ドル高まで上昇し、前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新し、終値では28日を除く4日間で最高値更新を続けた。S&P500も1.01%高と3日ぶりに反発し、史上最高値まで0.3%に接近。ハイテク株主体のナスダック総合も1.13%高と3日ぶりに反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財、資本財、IT、素材が1%超上昇した。

 週間ではダウ平均が0.94%高、S&P500が0.24%高とともに3週続伸したが、ナスダック総合は0.92%安と3週ぶりに反落した。8月月間ではダウ平均が1.76%高、S&P500が2.28%高とともに4カ月続伸し、ナスダック総合も0.65%高と反発した。

 7月個人消費支出(PCE)価格指数は前月比+0.2%と前月から横ばいとなり、前年比でも+2.5%と6月から横ばいとなり、市場予想の+2.6%を下回った。変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数も前月比+0.2%と予想と一致し、前年比では+2.6%と予想の+2.7%を下回った。PCE価格指数がおおむね予想通りとなったことで市場では9月FOMCでの0.50%の大幅利下げ見通しがやや後退。米10年債利回りは月末の持ち高調整売りも重しとなり前日の3.867%から3.909%に上昇(価格は下落)した。今後は、来週金曜日に発表される米8月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まる。


(羽土)


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