中国株サマリー(5日)

市場概況
 4日ぶり反発、方向感欠く 保険株・ゲーム株が全面高

 5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比0.14%高の2788.31ポイントだった。深セン成分指数は0.28%高の8249.66ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5348億3900万元だった。

 上海総合指数は小高く寄り付き、前日終値を挟んだ狭いレンジで一進一退。前日終値は今年2月5日以来およそ7カ月ぶり安値を更新しただけに、自律的な反発を見込んだ買いが指数を支えた。人民元の対米ドル相場の上昇も地合いの改善につながったもよう。もっとも、根強い中国景気不安が相場の重荷となった。6日夜に8月の米雇用統計の発表を控え、様子見ムードも広がった。セクター別では、保険とゲームが全面高のほか、不動産、医薬品販売、コンピューターが買われた。半面、バッテリー、石炭が売られた。

 A株市場では、オンラインゲームを手掛ける完美世界(002624)、巨人網絡集団(002558)が高い。保険株の中国太平洋保険(601601)、中国平安保険(601318)、新華人寿保険(01336)はそろって上昇。小売り大手の永輝超市(601933)、セメント大手の安徽コンチセメント(600585)も買われた。半面、8月のバス販売台数が前年同月比6.4%減った宇通客車(600066)、4日の取締役会で香港IPO計画を決めた美的集団(000333)が大幅安。石炭大手の中国神華能源(601088)、アルミ大手の中国アルミ(601600)は続落した。

 上海B株指数は0.72%高の234.97ポイントと続伸。深センB株指数は0.27%安の1072.99ポイントと3日ぶりに反落した。

(小針)


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