中国株サマリー(18日)

市場概況
4日ぶり反発、一時2700ポイント割れもプラス圏へ急浮上

 連休明け18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.49%高の2717.28ポイントだった。深セン成分指数は0.11%高の7992.25ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4793億2900万元だった。

 上海総合指数は方向感に乏しい展開。前場は前営業日終値を挟んだ一進一退の小動きが目立ったが、後場に入ると下向きに転じ、一時は心理的節目の2700ポイントを割り込んだ。ただ、その後はプラス圏へ急浮上し、終盤は総じて2710ポイント台でもみ合った。中国国家統計局が14日に発表した8月の主要経済指標の予想下振れを受け、経済の先行きへの根強い懸念が重しとなったが、預金準備率の引き下げといった景気支援策や、政府系マネーによる相場救済への思惑が地合いを支えたようだ。

 セクター別では、金融・投資関連、不動産サービス、不動産開発、石炭、電子化学品などが高い。半面、建設コンサルティング、農業関連、医療機器、バッテリーなどが売られた。

 A株市場では、バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、自動車部品の恵州市徳賽西威汽車電子(002920)、送配電用機器の思源電気(002028)、家電メーカーの海信家電集団(000921)、海爾智家(600690)、非鉄金属の中国アルミ(601600)などが大幅高。石油メジャーのシノペック(600028)、ペトロチャイナ(601857)、金融株の中国人寿保険(601628)、中国太平洋保険(601601)、中国工商銀行(601398)なども買われ、指数を押し上げた。半面、航空大手の中国東方航空(600115)、酒造大手の貴州茅台酒(600519)や、テック株の浙江水晶光電科技(002273)、立訊精密工業(002475)、歌爾(002241)、富士康工業互聯網(601138)などが下げた。

 上海B株指数は0.44%高の230.24ポイント、深センB株指数は0.47%安の1027.26ポイント。


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