先週金曜日(2024年11月29日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高の展開。
朝のドル円は横ばいで取引された後、円高が大きく進みました。
この時間帯に東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表されており、これが影響したと報じられています。
東京都区部CPIでは市場予想よりも高い数字が公表されており、12月の日銀金融政策決定会合での追加利上げが意識されたと指摘されています。
その後はレンジ相場で取引され、未明に再び円高方向に進んで1日の取引を終えました。
この結果、ドル円の終値は150円を割り込んでいます。
なお、日本で失業率や有効求人倍率などが公表され、市場予想比でおおむね弱い結果でした。
また、米国で主要な経済指標は発表されていません。
本日(2024年12月2日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年12月2日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、148円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
しかし、現在値よりも円安の範囲では買い注文が薄いです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、157円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、149円台半ばにも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年12月2日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年12月2日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円は午前中にプラス幅を大きく拡大し、その後は安定的に推移しました。
ドルはマイナス圏で上下動し、この傾向は朝まで継続しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
2日(月)23:45(米国)11月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
2日(月)24:00(米国)11月ISM製造業景況指数
3日(火)21:00(ブラジル)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
3日(火)21:00(ブラジル)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
3日(火)24:00(米国)10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
4日(水)9:30(オーストラリア)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
4日(水)9:30(オーストラリア)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
4日(水)22:15(米国)11月ADP雇用統計(前月比)
4日(水)23:45(米国)11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
4日(水)23:45(米国)11月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
4日(水)24:00(米国)10月製造業新規受注(前月比)
4日(水)24:00(米国)11月ISM非製造業景況指数(総合)
4日(水)27:45(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
4日(水)28:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
5日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
5日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
5日(木)22:30(米国)10月貿易収支
6日(金)13:30(インド)インド中銀政策金利(レポレート)
6日(金)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
6日(金)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
6日(金)22:30(カナダ)11月失業率
6日(金)22:30(カナダ)11月新規雇用者数
6日(金)22:30(米国)11月失業率
6日(金)22:30(米国)11月平均時給(前年同月比)
6日(金)22:30(米国)11月平均時給(前月比)
6日(金)22:30(米国)11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
6日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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