NYマーケットダイジェスト・4日 株高・ドル下げ渋り(1)

スポット
(4日終値)
ドル・円相場:1ドル=150.59円(前営業日比△0.99円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.30円(△1.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0511ドル(△0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:45014.04ドル(△308.51ドル)
ナスダック総合株価指数:19735.12(△254.21)
10年物米国債利回り:4.18%(▲0.04%)
WTI原油先物1月限:1バレル=68.54ドル(▲1.40ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2676.2ドル(△8.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標) 
       <発表値> <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数 (前週比)  
         2.8%     6.3%
11月ADP全米雇用報告    
        14.6万人   18.4万人・改
11月米サービス部門PMI改定値
          56.1      57.0
11月米総合PMI改定値  
         54.9      55.3
11月米ISM非製造業指数
         52.1      56.0
10月米製造業新規受注 (前月比)    
         0.2%      ▲0.5%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は上昇。日銀の早期利上げ観測後退を背景にした買いが続き、22時前後に一時151.23円と本日高値を付けた。ただ、11月ADP全米雇用報告が予想をやや下回ると伸び悩み。比較的ハト派的な立場のムサレム米セントルイス連銀総裁が「金利引き下げのペースが鈍化もしくは停止する時期が近づいている可能性」と発言し、米10年債利回りが4.27%台まで上昇幅を拡大すると再び強含んだが、上値は限定的だった。11月米ISM非製造業景況指数が予想より弱い内容だったことが伝わると、米金利の一転低下とともに失速。一時150.00円付近まで売りに押された。
 一方で、150円割れを死守し、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長から「米国経済は現在、驚くほど良好な状態」「経済と金融政策の現状に非常に満足」との発言が伝わると買い戻しの動きに。米国株が引けにかけて上げ幅を拡大したことも支えとなり150.60円台まで持ち直した。

・ユーロドルは小幅に続伸。セントルイス連銀総裁のタカ派発言を受けて昨日安値の1.0481ドルを下抜けて1.0473ドルまで値を下げた。ただ、売りも続かず、低調なISM非製造業景況指数をきっかけに一転上昇し、昨日高値の1.0535ドルを上抜けて1.0544ドルまで買い上げられた。一方で、FRB議長の景気判断に対する強気な見解が重しとなり1.0505ドル近辺まで押し戻された。
 なお、仏議会は4日、内閣不信任案の採決を行い可決された。これにより、バルニエ首相は辞任し、マクロン大統領が次の首相を選任することになる。極右・国民連合(RN)の実質的な指導者であるルペン氏は「マクロン大統領の辞任を求めていないが、最終的な決定権は彼にある」などと述べた。

・ユーロ円は続伸。NY序盤に158.66円まで上昇したものの、その後はドルが相場をけん引したためユーロ円自体は158円台前半を中心としたもみ合いが続いた。

(越後)


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