東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、買い戻し優勢

市場概況
 9日午後の東京外国為替市場でユーロ円は買い戻し優勢。17時時点では158.82円と15時時点(158.02円)と比べて80銭程度のユーロ高水準だった。東京午後は地合いが弱く157.87円まで下落したものの、欧州勢が参入し始めると一転して買い戻しが優勢となった。中国共産党が中央政治局会議を開催し、金融政策のスタンスを「適度に緩和的」と2011年以来、約13年ぶりに変更。中国景気先行き期待から香港株が急伸すると、為替市場ではリスクオンの円売りが活発化し、一時158.90円まで買い上げられた。
 また、その他クロス円も強く、ポンド円は191.98円、豪ドル円は96.66円、NZドル円は87.87円、カナダドル円は106.25円まで上昇した。

 ドル円は強含み。17時時点では150.34円と15時時点(149.96円)と比べて38銭程度のドル高水準だった。一時150.39円まで本日高値を伸ばしている。中国政府による金融政策スタンス変更をきっかけに全般円売りが進んだ流れに沿った。

 ユーロドルは下値が堅い。17時時点では1.0564ドルと15時時点(1.0537ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。東京午後に1.0532ドルまで下落したものの、ユーロ円が大きく反発するにつれて1.0560ドル台まで切り返している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 150.39円
ユーロドル:1.0532ドル - 1.0570ドル
ユーロ円:157.87円 - 158.90円

(越後)


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