東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下落

市場概況
 24日午後の東京外国為替市場でドル円は下落。15時時点では155.35円と12時時点(155.97円)と比べて62銭程度のドル安水準だった。日銀金融政策決定会合で予想通りに政策金利が0.25%引き上げられたことで、材料出尽くし感から一時156.41円まで上昇した。しかし、声明文で追加利上げの可能性が示唆され、展望リポートで物価見通しが引き上げられたことで、155.01円まで反落した。この後15時30分からの植田日銀総裁の記者会見を控えている。
 展望リポートでは、コア消費者物価指数の見通しが、2024年度が+2.7%(前回+2.5%)、2025年度が+2.4%(前回+1.9%)へと引き上げられた。
 
 ユーロドルは小高い。15時時点では1.0451ドルと12時時点(1.0448ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米中貿易戦争の回避期待から、時間外の米10年債利回りが4.61%台へ低下したことで、一時1.0454ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は15時時点では162.36円と12時時点(162.96円)と比べて60銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、一時163.26円まで上値を伸ばした後、ドル円の下落に連れて161.92円まで反落した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.01円 - 156.41円
ユーロドル:1.0412ドル - 1.0454ドル
ユーロ円:161.92円 - 163.26円

(山下)


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