中国株サマリー(24日)

市場概況
続伸で約3週間ぶり高値、トランプ発言を好感

 24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.70%高の3252.63ポイントだった。深セン成分指数は1.15%高の10292.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2220億1700万元だった。

 上海総合指数は小安く始まった後、ほどなくプラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大し、終値は2日以来、約3週間ぶり高値だった。トランプ米大統領がメディアの取材に対し、対中関税を使わずに済むのが望ましいと発言したことが材料視された。ただ、中国では来週28日から春節(旧正月)の大型連休が始まるとあって、持ち高調整の売りが相場の重しとなった。セクター別では、インターネットサービスやソフトウエア開発、文化・メディアなどが買われた半面、公共事業や不動産開発、漢方薬などが売られた。

 A株市場では、用友網絡科技(600588)や啓明星辰信息技術集団(002439)、上海宝信ソフト(600845)の上昇が目立ったほか、中国当局が中長期資金を呼び込む実施案を公表したことを受け、証券会社が恩恵を受けるとの見方から中国銀河証券(601881)などが買われた。また、習近平国家主席が23日午後に遼寧省本渓市を視察し、本鋼集団の工場を訪れたことを受け、傘下の本鋼板材(000761)はストップ高を付けた。半面、チェンミン・ペーパー(000488)や国投電力控股(600886)、永輝超市(601933)などが売られた。

 上海B株指数は0.74%高の265.48ポイント、深センB株指数は0.40%高の1198.59ポイント。


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